2021 年 8 月公開
注: この記事では、PC で Windows 11 を実行するための最小システム要件について説明します。 最小限のシステム要件は、現在と将来のさまざまなデバイスで、優れたコンピューティング エクスペリエンスを提供することを目的としています。 特定の機能と、PC に追加するアプリとハードウェアは、これらの最小要件を超える可能性があります。 Windows は、Windows 11 の仕様に関するページで、機能固有の要件に関する情報を提供しています。 アプリまたはハードウェアの追加要件の詳細については、特定の発行元または製造元にご確認ください。
Windows 11 は、大切なモノと、もっと近くになれるように設計されており、私たちがつながり、創作し、遊ぶ方法において、PC がさらに中心的な役割を果たすようになるタイミングでリリースされます。 Window 11 の最小システム要件を設定するにあたり、どこに焦点を当てるべきかを決めた際、優れたユーザー エクスペリエンスの実現に向けて考える上で指針となる次の 3 つの原則に焦点を当てました。
-
信頼性
-
セキュリティ
-
Compatibility互換性
システムの最小要件とこれらの原則が、私たちの意思決定をどう後押ししたのか、その過程にご興味がある場合は、このブログをご覧ください。私たちのアプローチについて詳しく説明しています。
最小システム要件と PC
優れたコンピューティング エクスペリエンスを実現するために、PC が満たすべき最小システム要件は、次のとおりです。
-
プロセッサ/CPU (中央処理ユニット): 1 GHz 以上の速度で 2 つ以上のコアを搭載する、承認されている CPU の一覧に示されているプロセッサ。 PC のプロセッサは、Window 11 を実行するための決定的な重要要素です。 クロック速度 (1 GHz 以上の要件) とコア数 (2 以上) は、プロセッサの設計に固有のものであり、アップグレード可能なコンポーネントとは見なされません。
-
RAM: 4 GB。 PC のメモリ容量が 4 GB 未満の場合は、追加の RAM を取得するためのアップグレード オプションが用意されている場合があります。 PC の製造元の Web サイトまたは販売店に問い合わせて、Windows 11 の最小要件を満たす購入しやすい手頃な価格のオプションを確認できます。
ストレージ: 64 GB 以上のストレージ デバイス。 PC に十分に大きなストレージ ドライブがない場合は、ドライブのアップグレード オプションが用意されている場合があります。 PC の製造元の Web サイトまたは販売店に問い合わせて、Windows 11 の最小要件を満たす購入しやすい手頃な価格のオプションを確認できます。
システム ファームウェア: UEFI (Unified Extensible Firmware Interface、最新バージョンの PC BIOS) およびセキュア ブート対応。 お使いのデバイスが、セキュア ブート対応ではないために最小要件を満たさない場合は、この記事を読んで、セキュア ブートを有効にする手順が説明されているかどうかをご確認ください。 セキュア ブートは、UEFI でのみ有効にすることができます。この記事は、設定を変更してセキュア ブートを有効にすることができるオプションを把握するのに役立ちます。
TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0。 お使いのデバイスが、TPM が原因で最小要件を満たさない場合は、この記事を読んで、これを修復する手順が説明されているかどうかをご確認ください。
グラフィックス カード: DirectX 12 以降 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応。
ディスプレイ: 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ。 画面サイズが 9 インチ未満の場合は、意図した Windows のユーザー インターフェイスが完全に表示されない可能性があります。
インターネット接続と Microsoft アカウント: Windows 11 Home は、初期設定時にインターネット接続と Microsoft アカウントが必要です。
-
アップグレード対象の Windows バージョン: Windows Update を介してアップグレードするには、お使いのデバイスが Windows 10 バージョン 2004 以降を実行している必要があります。 [設定] > [更新とセキュリティ] の [Windows Update] から無料の更新プログラムを利用できます。
S モード固有のアップグレード要件
Windows 10 Pro、Windows 10 Education、Windows 10 Enterprise の場合、Windows 11 (S モード) を使用できなくなります。 Windows 11 へのアップグレードをご希望の場合は、S モードから切り替える必要があります。切り替えを行うと、S モードに戻すことはできません。 Windows 10 Home は、S モードから切り替えることなく Windows 11 Home (S モード) にアップグレードできます。
S モードから切り替える方法 (アップグレードを試みる前に実行すること):
-
Windows 10 (S モード) を実行している PC で、[設定] >[更新とセキュリティ] > [ライセンス認証] を開きます。
-
[Windows 10 Home に切り替える] または [Windows 10 Pro に切り替える] セクションで、[Microsoft Store に移動] リンクをクリックします。
注: [Windows のエディションのアップグレード] の下にあるリンクを選択しないでください。 それは、S モードに維持するための別のプロセスです。
-
Microsoft Store で表示されるページ (「S モードから切り替える」ページまたは同様のページ) で、[入手] ボタンをクリックします。 この操作を確定すると、Microsoft Store 以外からアプリをインストールできるようになります。
アップグレードの適格性の評価
簡単に使えるプロセスを使用して、お使いの PC が Windows 11 の最小システム要件を満たし、アップグレードの対象となるかどうかを判断したいと考えるお客様もいらっしゃると思います。 これに対応するために、Windows 10 PC 用の PC 正常性チェック アプリを提供しています。 診断チェックの他に、プッシュ ボタンを使用して、Windows 11. のアップグレードの適格性を確認できる簡単な方法もあります。 Windows 11 がリリースされると、Windows Update ではアップグレードの適格性を評価する方法も提供されます。 この方法には、[設定]> [更新とセキュリティ] からアクセスできます。 これらのオプションは、IT 管理者によって管理されていないお客様の PC 向けに設計されています。 お使いの PC が IT 管理者によって管理されている場合でも、適格性を評価し、Windows 11 にアップグレードするオプションについて、IT 管理者とご確認ください。
重要: 上記のシナリオのいずれかを使用して、アップグレードの対象となるよう PC に変更を加える場合でも、Windows 11 の準備ができたことを知らせる Windows Update の通知が表示されるまで待つことをお勧めします。
デバイスが不適格であるため、新しいデバイスに移行する準備ができず、最終的に、現在お使いの PC を Windows 11 にアップグレードできない場合は、Windows 10 が引き続き最適なオプションとなります。 Windows 10 は、2025 年 10 月 14 日まで引き続きサポートされます。先日、Windows 10 の次回の機能更新プログラムは、今年後半を予定していると発表しました。