Excel でブックを閉じるときに表示される "変更を保存しますか?" というメッセージを非表示にする方法


概要


Microsoft Excel で、ブックを閉じるときに表示される "変更を保存しますか" というメッセージを非表示にする Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) マクロを作成できます。 これを行うには、ブックの Saved プロパティの状態を指定するか、ブックの警告をすべて非表示にします。

詳細情報


マイクロソフトはプログラミング言語を使用方法の一例としてのみ提供しており、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。 これには、市場性および特定の目的への適合性に対する黙示的な保証が含まれます。 この資料は、例示されているプログラミング言語やプロシージャの作成およびデバッグに使用するツールについて理解されているユーザーを対象としています。 Microsoft サポート エンジニアは、特定のプロシージャの機能についての問い合わせにはお答えできますが、 ユーザー固有の要件に合わせた機能の追加、プロシージャの作成などの内容変更は行っておりません。

記載されている手順に従って、以下のいずれかの例を使用します。
  1. Excel を起動し、新しいブックを開きます。
  2. Alt キーを押しながら F11 キーを押して、Visual Basic Editor を起動します。
  3. [挿入] メニューの [標準モジュール] をクリックします。
  4. サンプル マクロ コードをモジュール シートに入力します。
  5. Alt キーを押しながら F11 キーを押して Excel に戻ります。
  6. Microsoft Office Excel 2003 およびそれ以前のバージョンの Excel では、[ツール] メニューの [マクロ] をポイントし、[マクロ] をクリックします。

    Microsoft Office Excel 2007 では、[開発] タブの [コード] の [マクロ] をクリックします。

    注: [開発] タブが表示されていない場合は、以下の手順を実行します。
    1. Microsoft Office ボタンをクリックし、[Excel のオプション] をクリックします。
    2. [基本設定] で、[Excel の使用に関する基本オプション] の下にある [[開発] タブをリボンに表示する] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
  7. 必要なマクロをクリックし、[実行] をクリックします。
前回の保存以降にブックが変更されている場合は、Saved プロパティが False を返します。


予約されているサブルーチン名 "Auto_Close" を使用して、ブックが閉じられるたびに実行するマクロを指定できます。 これを行うと、ユーザーが作業を完了して Excel に対して文書を閉じるように指示を行った場合の文書の処理方法を制御できます。

例 1: 変更を保存せずにブックを閉じる

変更を保存せずにブックを強制的に閉じるには、そのブックの Visual Basic モジュールに次のコードを入力します。

Sub Auto_Close()
ThisWorkbook.Saved = True
End Sub
Saved プロパティが True に設定されているため、Excel の応答は、ブックが既に保存されていて、前回の保存以降変更がまったく行われていない場合と同様になります。


プログラムの DisplayAlerts プロパティも同じ目的で使用できます。 たとえば、次のマクロを実行すると、DisplayAlerts がオフになり、アクティブなブックが変更を保存せずに閉じられてから、DisplayAlerts が再度オンになります。

Sub CloseBook()
Application.DisplayAlerts = False
ActiveWorkbook.Close
Application.DisplayAlerts = True
End Sub
Close メソッドの SaveChanges 引数も使用できます。


次のマクロを実行すると、変更を保存せずにブックが閉じられます。

Sub CloseBook2()
ActiveWorkbook.Close savechanges:=False
End Sub

例 2: 変更を保存してブックを閉じる

ブックで強制的に変更を保存するには、そのブックの Visual Basic モジュールに次のコードを入力します。

Sub Auto_Close()
If ThisWorkbook.Saved = False Then
ThisWorkbook.Save
End If
End Sub
このサブプロシージャでは、ファイルの Saved プロパティが False に設定されているかどうかが確認されます。 False に設定されている場合は、前回の保存以降にブックが変更されており、その変更が保存されます。