.NET Framework 用のマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2960358 をインストールした後に、Internet Explorer でホストされるマネージ コントロールを含むアプリケーションとノータッチ デプロイメント アプリケーションが正しく起動しないことがあります。この動作は、Internet Explorer 9 で発生する場合があり、Internet Explorer 10 または Internet Explorer 11 では発生しません。
現象
.NET Framework 用のマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2960358 は、TLS (Transport Layer Security) の RC4 暗号を無効にし、既定の TLS 1.0 からセキュリティが強化された TLS1.2 プロトコルに更新します。場合によっては、このセキュリティ更新プログラムをインストールすると、攻撃者による man-in-the-middle 攻撃と暗号化されたセッションからのプレーンテキストの回復の防止を目的として、接続の確立が失敗することがあります。
原因
2960358 で推奨されているように、お客様は、環境に実装する前に、この更新プログラムの RC4 の無効化に関してテストする必要があります。ほとんどのアプリケーションはこの変更の影響を受けませんが、Internet Explorer でホストされるマネージ アプリケーションが正常に機能しなくなる場合は、次のオプションを検討してください。
セキュリティ アドバイザリ回避策
この資料の情報は、次の製品にも適用されます。
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Microsoft .NET Framework 2.0 SP2
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Microsoft .NET Framework 3.5
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Microsoft .NET Framework 3.5.1
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Microsoft .NET Framework 4
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Microsoft .NET Framework 4.5
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Microsoft .NET Framework 4.5.1
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Microsoft .NET Framework 4.5.2