"オブジェクトを挿入できません" エラーが MS14-082 セキュリティ更新プログラムをインストールした後に ActiveX カスタム Office ソリューションで表示される

適用対象: Excel 2013Word 2013PowerPoint 2013

現象


マイクロソフト セキュリティ情報 MS14-082 に記載されているセキュリティ更新プログラムのインストール後、次の現象のいずれかが発生することがあります。

現象 1

フォーム ActiveX コントロール (forms3) を Microsoft Office ドキュメントに挿入する、またはコントロールのプロパティを編集すると、ActiveX カスタム Office ソリューションで次のいずれかのようなエラー メッセージが表示されることがあります。
TypeInfo が正しく結合されなかったため、このコントロールを挿入できません。すべてのパラメーターの種類が VBA に準拠していることを確認してください。必要であれば、TEMP *.exd ファイルを削除してください。
オブジェクト ライブラリが無効、または見つからないオブジェクト定義への参照を含んでいます。
オブジェクトを挿入できません。
このオブジェクトはフォームで作成されましたが、このプログラムがお使いのコンピューターにインストールされていないか、応答していません。 このオブジェクトを編集するには、フォームをインストールするか、フォームでダイアログ ボックスが開いていないことを確認してください。
注: このエラー メッセージで、フォーム テキストは、コントロールの GUID で置き換えらえることがあります。

現象 2

2007 Office スイートまたは Office 2010 が Side-by-Side でインストールされているコンピューターに Office クイック実行を使用して Office 2013 をインストールすると、現象 1 と同様のエラーが発生する可能性があります。

現象 3

MS14-082 がインストールされているコンピューターで ActiveX コントロール (forms3) が含まれる Microsoft Excel ブック ファイルを保存した後に、MS14-082 がインストールされていないコンピューターでその Excel マクロが機能しないことがあります。

解決方法


「現象」に記載されているすべての問題を解決するには、インストール済みであるすべてのバージョンの Office に関して、影響を受けるコンピューターに以下の更新プログラムをインストールします。

: 修正プログラムのすべての結果を入手するには、インストールしているすべての Office バージョン用の更新プログラムをインストールする必要があります。Office 2013 C2R と Office MSI がインストールされた製品の組み合わせを併用している場合は、すべての製品を同時にアップデートする必要があります。詳細については、「変更に関する重要情報」セクションをご覧ください。

Office 2013 (クイック実行インストール)

Office 2013 クイック実行 (C2R) クライアントは、自動的に、この修正が含まれる更新プログラムを受け取ります。修正が確実にインストールされるように、バージョン 15.0.4701.1002 またはそれ以降のバージョンを実行していることを確認してください。Office 2013 の C2R バージョンを使用しているかどうか、および現在インストールされているバージョンを確認する方法については、「詳細」を参照してください。バージョン 15.0.4701.1002 またはそれ以降のバージョンを実行していない場合は、確実に最新の更新プログラムを入手するように、Office 2013 のオンラインの手動修復を適用する方法があります。

Office の修復方法を参照してください。

Office クイック実行の詳細を参照してください。

Office 2013 (MSI インストール)

2920754 Office 2013 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2956145 Excel 2013 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2956163 [MS15-022] Word 2013 セキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2965206 PowerPoint 2013 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2956176 Access 2013 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2956155 Visio 2013 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

Office 2010

2920813 Office 2010 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2956142 [MS15-022] Microsoft Excel 2010 セキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2956139 [MS15-022] Word 2010 セキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2920812 [MS15-022] PowerPoint 2010 セキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2837601 Access 2010 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2878283 Visio 2010 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2007 Office system

2984939 [MS15-022] 2007 Microsoft Office スイート セキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2920794 2007 Office system 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

2956103 [MS15-022] Microsoft Excel 2007 Service Pack 3 のセキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2956109 [MS15-022] Word 2007 SP3 セキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2899580 [MS15-022] PowerPoint 2007 Service Pack 3 セキュリティ更新プログラムについて (2015 年 3 月 10 日)

2817561 Visio 2007 用の更新プログラム (2015 年 3 月 10 日)

詳細


変更に関する重要な情報

Microsoft フォーム コントロール パッケージ (FM20.dll) は、Office の Side-by-Side インストールにおいて、アプリケーション間で使用される共有コンポーネントです。コントロールに対する変更と連携するように、確実にすべてのバージョンを適切に更新するには、Side-by-Side でインストールされているすべてのバージョンの Office に修正プログラムを適用します。混乱を最小限にするには、これらの更新プログラムをまとめて適用する必要があります。以前のバージョンの Office (つまり、2007 Office system より前のバージョン) は、更新版のフォーム (FM20) 共有コンポーネントと連携するようには更新されないことに注意してください。これは、2007 Office system より前のバージョンがそれ以降のバージョンと Side-by-Side でインストールされているコンピューターにこの更新プログラムをインストールすると、以前のバージョンが標準のフォーム コントロールとは適切に機能しない場合があることを意味します。これは、既知の制限事項で、古いバージョンを「解決方法」に記載されているサポート対象のいずれかのバージョンに更新することによってのみ解決できます。

この更新プログラムのインストール後、Internet Explorer または HTA Web プロジェクトに由来するフォーム コントロールを使用できなくなります。マイクロソフトは、このような用途向けにこれらのコントロールを正式にサポートしたことはないため、これらを使用していたすべてのユーザーに、代替コントロールを見つけるか、プロジェクトを変更して ActiveX コントロールが必要ない HTML5 を使用することを強く推奨します。フォーム コントロールのセキュリティ (Kill Bit) キーの削除はサポートされていないため、削除しないことを強く推奨します。これらのコントロールが Web ページのソリューションから使用されないようにすることが、マイクロソフトの意図です。

Internet Explorer のセキュリティ チェック (Kill Bit の設定) に従うか、Web ページのコントロールと共に Web ページを表示するために Internet Explorer を使用する、明示的なコードが製品に含まれる場合を除き、ネイティブ コードのフォーム コントロールを使用するサードパーティ製品は影響を受けません。これらのアプリケーションは、これらの用途の例外のケースを処理するには、それ自体のコードを変更する必要があります。ソフトウェアの開発元は、マイクロソフトに問い合わせて、このような問題に関するサポート支援を得ることができます。

Office 2013 が MSI とクイック実行のどちらであるかを確認する方法

お使いのシステムの Office 2013 のインストールが MSI ベースとクイック実行ベースのどちらであるかを確認するには、以下の手順を実行します。
  1. Microsoft Word 2013 などの Office 2013 アプリケーションを起動します。
  2. [ファイル] メニューの [アカウント] をクリックします。
  3. Office 2013 のクイック実行ベース インストールの場合は、[更新オプション] が表示されます。MSI ベース インストールの場合は、[更新オプション] は表示されません。
Office 2013 のクイック実行インストールMSI ベースの Office 2013

古いエクステンダーの処理

「解決方法」に含まれる更新プログラムにより、これらのいずれかのコントロールを読み込む各ユーザーの必要に応じて、Microsoft フォーム コントロール パッケージ (MSForms.exd) のキャッシュ エクステンダー ファイルが削除および更新されます。ただし、不適切なエクステンダーに関する問題の疑いがある場合は、エクステンダーを手動で削除すると、アプリケーションの再起動後はクリーン コピーを使用していることを確認できます。

キャッシュされているコントロール エクステンダー オブジェクトを手動で削除するには、以下の手順を実行します。
  1. エクスプローラーで、%TEMP% フォルダーを開き、すべてのサブフォルダーで "*.exd" を検索します。
  2. そのファイルが見つかったすべてのインスタンスを削除します。これにはすべてのサブフォルダーが含まれます。

注:
次に VBA を使用するときに、新しいコントロールを使用すると、.exd ファイルは自動的に再作成されます。これらのエクステンダー ファイルはユーザーのプロファイルの下にあり、また次のフォルダーのような別の場所に存在することもあります。
  • %appdata%\microsoft\forms
  • %temp%\excel8.0
  • %temp%\word8.0
  • %temp%\PPT11.0
  • %temp%\vbe
簡易修正ツールで解決する
注: 次のいずれかの簡易修正ツール ソリューションを実行する前に、影響を受けるアプリケーションが閉じていることを確認してください。

キャッシュされているコントロール エクステンダー ファイルを自動的に削除するには、以下のいずれかの簡易修正ツール ソリューションを実行します。

次の簡易修正ツール ソリューションは、現在ログオンしているユーザーの .exd ファイルを削除します。

次の簡易修正ツール ソリューションは、管理者によって実行される必要があり、コンピューター上のすべてのユーザー アカウントの .exd ファイルを削除します。