概要
Microsoft SQL Serverが統計を作成または更新するときに、サンプリング レートが手動で指定されていない場合、SQL Serverは既定のサンプリング レートを計算します。 基になるテーブル内のデータの実際の分布によっては、既定のサンプリング レートがデータ分布を正確に表していない場合があります。 これにより、クエリ プランの効率が低下する可能性があります。
このシナリオを改善するために、データベース管理者は、データの分布をより適切に表すことができる固定サンプリング レートを使用して統計を手動で更新することを選択できます。 ただし、その後の自動更新統計操作は、既定のサンプリング レートにリセットされ、クエリ プランの効率の低下が再導入される可能性があります。
この機能強化により、固定サンプリング レートを後続の手動または自動更新統計操作で保持できます。
解決方法
この更新プログラムでは、新しいキーワード (keyword)PERSIST_SAMPLE_PERCENT = { ON |既存の CREATE/UPDATE STATISTICS Transact-SQL の拡張機能である OFF }。 キーワード (keyword)は、将来の使用のためにサンプリング レートをロックするSQL Server (作成時または更新時に提供) を示します。
統計の詳細については、「統計の 作成」を参照してください。
この機能は、SQL Serverの次の累積的な更新プログラムで利用できます。
SQL Serverの各新しい累積的な更新プログラムには、すべての修正プログラムと、以前の累積的な更新プログラムに含まれていたすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。 SQL Serverの最新の累積的な更新プログラムを確認してください。
状態
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
関連情報
Microsoft がソフトウェア更新プログラムの説明に使用する 用語について説明します。