概要
SQL Serverでは、データベース バックアップとログ バックアップの圧縮が有効になります。 これは、Backup コマンドの圧縮フラグを使用するか、 sp_configure backup_compression オプションを使用して実現できます。 Transparent Data Encryption (TDE) 対応データベースの場合、有効な圧縮を実現するには、Backup コマンドで MAXTRANSFERSIZE 設定を 64 KB を超える値に明示的に設定する必要があります。
Backup コマンドではこの制限を簡単に回避できますが、ログ配布を使用して生成されたバックアップに対してはこれを行うことはできません。 現在、ログ配布では、MAXTRANSFERSIZE プロパティを設定するための方法 (UI またはコマンド ライン パラメーター) は提供されていません。 この修正では、ログ配布によって MAXTRANSFERSIZE が内部的に 1 MB に設定され、データベースが TDE に対して有効になっているときに有効な圧縮を実現できます。 MAXTRANSFERSIZE 設定は、ログ配布ユーザーには公開されません。
詳細情報
この更新プログラムは、次の記事に記載されている修正プログラムに含まれています。
4099490 SQL Server 2016 SP1 のオンデマンド修正プログラム更新プログラム パッケージ
SQL Serverの累積的な更新:
この問題は、SQL Serverの次の累積的な更新プログラムで修正されています。
SQL Server 2016 SP2 の累積的な更新プログラム 2SQL Server 2016 SP1 の累積的な更新プログラム 10
SQL Serverの各新しい累積的な更新プログラムには、すべての修正プログラムと、以前の累積的な更新プログラムに含まれていたすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。 SQL Serverの最新の累積的な更新プログラムを確認してください。