現象
Microsoft SQL Server 2016 および2017では、多くのデータベース (>15) で分散可用性グループ (DAG) があることを前提としています。 場合によっては、グローバルプライマリと SQL Server の DAG フォワーダーインスタンスの間で接続タイムアウトが発生します。 接続が再確立した後、データベースのデータ移動は自動的に再開されません。 さらに、次のことがわかります。
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データベースのレプリカは NOT_HEALTY と NOT_SYNCHRONIZING の状態にあります。
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DAG フォワーダーの last_commit_time は、接続タイムアウトの時刻と一致します。
また、プライマリの可用性グループのプライマリレプリカホストのエラーログに、次のエラーメッセージが記録されることもあります。
DateTime spid329s 接続タイムアウトは、id が [ReplicaID] で、以前に確立された可用性レプリカ' replicanameへの接続に対して発生しました。 ネットワークまたはファイアウォールの問題が存在するか、または可用性レプリカが解決ロールに移行されました。
DateTime Spid1538s 可用性グループへの接続は常に許可されています。これは、可用性レプリカ ' replicanameのプライマリデータベース' DATABASENAME 'で、レプリカ ID: {ReplicaID} で終了します。 これは情報メッセージだけです。 ユーザー操作は必要ありません。
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これは、分散可用性グループ内のすべてのデータベースではなく、ほとんどの場合に対して報告されます。
状態
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
解決方法
この問題は、SQL Server の次の累積的な更新プログラムで修正されています。
SQL Server の累積更新プログラムについて:
SQL Server 用の新しい累積更新プログラムには、以前の累積的な更新プログラムに含まれていたすべての修正プログラムとすべてのセキュリティ修正が含まれています。 SQL Server の最新の累積的な更新プログラムを確認します。
参照情報
詳細につい ては、terminologyソフトウェアの更新を説明するために Microsoft が使用する用語。