概要
この更新プログラムによって、動的管理関数 (DMF) のsys.dm_db_incremental_stats_properties 要素が追加され、増分統計のプロパティにアクセスできるようになります。
注: DMF のこの更新プログラムは、既存の DMF の sys.dm_db_stats_properties 要素と似ていますが、partition_number という追加の列も返します。この列によって、増分統計用のパーティション番号が付けられます。
詳細
増分統計はパーティション テーブルに基づいて構築されます。これにより、増分統計をテーブル レベルではなくパーティション レベルで管理できるようになります。テーブル全体をスキャンする必要はなく、パーティション レベルだけでスキャンできます。更新する必要があるパーティションの統計だけを更新することで、保守業務の時間を大幅に短縮できます。この例については、TechNet のこのブログの投稿を参照してください。
この更新プログラムは、SQL Server の以下の Service Pack に含まれています。
SQL Server 2014 Service Pack 2
SQL Server 2016 Service Pack 1
Service Pack は累積的であり、最新の Service Pack には新しい修正プログラムと共に、それ以前の Service Pack に含まれていたすべての修正プログラムが含まれています。最新の Service Pack と、その Service Pack の最新の累積的な更新プログラムを適用することをお勧めします。最新の Service Pack をインストールする前に、以前の Service Pack をインストールする必要はありません。最新の Service Pack と最新の累積的な更新プログラムについての詳細は、以下の記事の表 1 を参照してください。
関連情報
マイクロソフトでソフトウェア更新プログラムの説明に使用する用語集を参照してください。