Outlook 2013 セキュリティ更新プログラムについて2017 年 4 月 12 日

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office の脆弱性を解決します。この脆弱性により、特別に細工された Office ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります。 これらの脆弱性の詳細については、「Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2017-0106 (英語情報)」および「Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2017-0204 (英語情報)」を参照してください。

注: このセキュリティ更新プログラムを適用するには、コンピューター上にリリース版の Microsoft Office 2013 Service Pack 1 がインストールされている必要があります。

機能追加および修正

このセキュリティ更新プログラムには、次のセキュリティ以外の問題についての機能追加と修正が含まれています。

• Microsoft Outlook 2013 でホストへの接続試行時に、再試行回数が増えます。 既定では、WinHTTP はホストへの接続の確立試行時に、6 個の IP アドレス (1 つは初期試行で、残り 5 つは再試行) の使用を試みます。 Outlook 2013 で 6 個を超える IP アドレスを試行しようとすると、接続が失敗します。 これは、IPv6 の接続の問題が断続的に発生しているネットワーク上で、特に問題となります。 再試行回数を増やすと、Ipv4 アドレスの使用で接続が成功する可能性があります。 この機能を有効にするための詳細については、KB3178716 を参照してください。

• Outlook.com アカウントの電子メール メッセージに "すべて返信" すると、電子メール アドレスが [宛先] フィールドに追加されます。

• オブジェクト モデルの呼び出しで Outlook 2013 内のいくつかのアイテムのスレッド インデックスを取得すると、Outlook はクラッシュしなくなります。

• body.setAsync の呼び出しによって予定がアドインにより変更されると、送信される予定の本文は空白にならなくなります。

• Outlook 2013で添付ファイルを含む電子メール メッセージを転送し、添付ファイルを追加すると、電子メール メッセージ内の添付ファイルのスワップと破損が発生しなくなります。

このセキュリティ更新プログラムの既知の問題

このセキュリティ更新プログラムをインストールした後に、Outlook でクイック印刷機能を使用して添付ファイルを含む電子メールを印刷すると、添付ファイルが見つからないというエラーが表示されます。

詳細については、以下のマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

更新プログラムの入手方法およびインストール方法

詳細情報