現象
メールボックスを Dedicated/ITAR (vNext) Microsoft Office 365に移動すると、次のいずれかの問題が発生します。
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レガシ専用のメールボックスを持つユーザーが、外部連絡先を表すアイコンと共にアドレス帳に一覧表示されます。
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Microsoft Outlook で別のメールボックスを追加しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます:
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Outlook で代理人またはフォルダー/予定表のアクセス許可を追加しようとすると、アイコンの上に赤いスラッシュが表示され、次
のようなエラー メッセージが表示されます。
原因
オンプレミスのメールボックスを表すすべてのメール ユーザー オブジェクトには、追加のメールボックスと代理人として追加できるようにする RecipientDisplayType オブジェクトが必要です。 これらのオブジェクトは "ACLable" と見なされます。 (オブジェクトは、Access Control List に追加できます)。
解決方法
オブジェクトを ACLable オブジェクトとして vNext に同期するには、オンプレミス AD のユーザー オブジェクトの msExchRecipientDisplayType 値の値が 0 である必要があります (これにより、vNext の -1073741818、ACLableMailboxUser に変換されます)。 これは、オブジェクトが MailboxUser と等しく、Exchange vNext の ACLable オブジェクトである必要があることを示します。 これにより、vNext メールボックス ユーザーは代理人を追加し、従来の専用環境にメールボックスを持つユーザーのメールボックスを Outlook に追加できます。
注 会議室 メールボックスと 会議室リスト は、ユーザーや共有メールボックスのように値 0 に設定しないでください。 共存中にリソースが正常に機能するためには、特別な値があります。
組織の Identity/Active Directory チームに連絡して、 msExchRecipientDisplayType 属性の更新を要求する必要があります。 変更が行われた後、変更が Azure AD と Exchange vNext に同期する時間を許可する必要があります。