Excel がコンピューターにインストールされている場合は、Word の高度なグラフ機能を利用できます。
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グラフについて
グラフは、大量のデータや、異なるデータ系列間の関係について理解しやすくするために、数値データの系列を図の形で表したものです。
1. ワークシートのデータ
2. ワークシートのデータから作成されたグラフ
Excel では、見る人にとってわかりやすい方法でデータを表示できるように、多くの種類のグラフがサポートされています。 グラフを作成する場合や、既存のグラフを変更する場合には、さまざまなグラフの種類 (縦棒グラフや円グラフなど) およびグラフの形式 (積み上げ縦棒グラフや 3-D の円など) から選ぶことができます。 また、1 つのグラフで複数のグラフの種類を使用して、複合グラフを作成することもできます。
Excel で選択できるグラフの種類の詳細については、「利用可能なグラフの種類」を参照してください。
グラフ要素について
グラフには多くの要素が含まれています。 これらの要素のいくつかは既定で表示され、いくつかは必要に応じて追加できます。 表示されているグラフ要素は、グラフ内で他の場所に移動したり、サイズを変更したり、形式を変更したりできます。 また、表示しないグラフ要素を削除することもできます。
1. グラフのグラフ領域
2. グラフのプロット エリア
3. グラフにプロットされたデータ系列のデータ ポイント
4. グラフ内でデータがプロットされる横軸 (項目) と縦軸 (数値)
5. グラフの凡例
6. グラフで使用できるグラフ タイトルと軸ラベル
7. データ系列内のデータ要素の詳細を識別するために使うことのできるデータ ラベル
基本のグラフを目的に合わせて変更する
グラフを作成した後で、その任意の要素を変更できます。 たとえば、軸の表示方法の変更、グラフ タイトルの追加、凡例の移動や非表示、追加のグラフ要素の表示などを行うことができます。
グラフを変更するには、次の方法があります。
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グラフの軸の表示を変更する 軸のスケールを指定し、表示される値またはカテゴリ間の間隔を調整できます。 グラフを読みやすくするために、軸に目盛りを追加し、表示する間隔を指定することもできます。
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タイトルとデータ ラベルをグラフに追加する グラフに表示される情報を明確にするために、グラフのタイトル、軸のタイトル、およびデータ ラベルを追加できます。
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凡例またはデータ テーブルを追加する 凡例の表示/非表示、場所の変更、凡例エントリの変更を行うことができます。 一部のグラフでは、 凡例マーカー とグラフに表示される値を表示する データ テーブル を表示することもできます。
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グラフの種類ごとに特別なオプションを適用する 特殊な線 (高低線や近似曲線など)、バー (アップダウン バーやエラー バーなど)、データ マーカー、その他のオプションは、さまざまな種類のグラフで使用できます。
定義済みのグラフ レイアウトおよびグラフ スタイルを適用してプロフェッショナルなデザインにする
グラフ要素を手動で追加または変更したり、グラフ スタイルを手動で設定したりしなくても、定義済みのグラフ レイアウトおよびグラフ スタイルをグラフにすばやく適用できます。 Word には、定義済みの便利なレイアウトやスタイルが多数用意されていますが、必要に応じて、個別のグラフ要素 (グラフ エリア、プロット エリア、データ系列、凡例など) のレイアウトや書式に手動で変更を加えることにより、レイアウトまたはスタイルを微調整できます。
定義済みのグラフ レイアウトを適用すると、特定のグラフ要素 (タイトル、凡例、データ テーブル、データ ラベルなど) のセットが特定の形式でグラフに表示されます。 それぞれのグラフの種類に対して用意されたさまざまなレイアウトから選ぶことができます。
定義済みのグラフ スタイルを適用すると、適用したドキュメント テーマに基づいてグラフの書式が設定されるため、組織または個人で使用しているテーマの色 (色のセット)、テーマのフォント (見出しおよび本文テキストのフォントのセット)、テーマの効果 (線および塗りつぶし効果のセット) にグラフを一致させることができます。
独自のグラフ レイアウトやグラフ スタイルを作成することはできませんが、必要なレイアウトや書式を含めたグラフ テンプレートを作成できます。
グラフに目立つ書式を追加する
定義済みのグラフ スタイルの適用に加えて、データ マーカー、グラフ エリア、プロット エリア、タイトルやラベル内の数値やテキストなど、個別のグラフ要素に簡単に書式を適用して、グラフの外観を独自に目立たせることができます。 特定の図形のスタイルやワードアート スタイルを適用したり、グラフ要素の形状やテキストの書式を手動で設定したりできます。
書式を追加するには、次の方法があります。
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グラフ要素の塗りつぶし 色、テクスチャ、図、グラデーションの塗りつぶしを使用して、特定のグラフ要素に注意を引くことができます。
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グラフ要素のアウトラインを変更する グラフ要素を強調するには、色、線のスタイル、線の太さを使用できます。
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グラフ要素に特殊効果を追加する 影、反射、光彩、ソフト エッジ、ベベル、3-D 回転などの特殊効果をグラフ要素の図形に適用すると、グラフの完成した外観を得ることができます。
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テキストと数値の書式設定 ワークシートのテキストと数値と同様に、グラフのタイトル、ラベル、テキスト ボックスのテキストと数値の書式を設定できます。 テキストと数字を目立たせるために、ワードアートスタイルを適用することもできます。
グラフ テンプレートを作成してグラフを再利用する
自分の必要性に合わせてカスタマイズしたグラフを再利用するには、そのグラフをグラフ テンプレート (*.crtx) としてグラフ テンプレート フォルダーに保存します。 その後、グラフを作成するときに、グラフ テンプレートを他の組み込みのグラフの種類とまったく同じように適用できます。 実際、グラフ テンプレートとはグラフの種類のカスタム版であり、それを使用して既存のグラフの種類を変更することもできます。 特定のグラフ テンプレートを頻繁に使用する場合は、それを既定のグラフの種類として保存できます。
手順 1: 基本のグラフを作成する
グラフを Word 文書に埋め込むか、Excel ワークシート内のデータにリンクされた Excel グラフを Word 文書に貼り付けるという 2 つの方法のいずれかで、Word 文書にグラフを追加できます。 埋め込みグラフとリンクされたグラフとの主な違いは、データの保存場所と、Word 文書に貼り付けた後にデータを更新する方法です。
注: グラフの種類によっては、Excel ワークシートにおいてデータに決まった並びが求められます。 詳細については、「Excel ワークシート データを並べ替える」を参照してください。
グラフを文書に埋め込んで挿入する
Excel グラフを埋め込んだ場合、元の Excel ファイルを変更しても、Word ファイルに埋め込まれた情報は変わりません。 埋め込まれたオブジェクトは Word ファイルの一部となり、挿入後は元ファイルの一部ではなくなります。
情報がすべて単一の Word 文書に含まれることから、埋め込みによる方法は、情報に元ファイルでの変更が反映されないようにしたい場合や、文書の受け取り側にリンクされた情報の更新を心配させたくない場合に便利です。
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Word 文書で、[グラフ > 挿入 ] をクリック します。
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縦棒グラフや円グラフなど、目的のグラフの種類を選択し、[ OK] をクリックします。 (選択する方法がわからない場合は、[ すべてのグラフ ] リストを下に移動して、各種類をプレビューします)。
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グラフで自動的に開くスプレッドシートにデータを入力します。 1 つのセルにデータを入力し、次のセルに移動すると、グラフがデータと一致するように更新されます。
リンクされた Excel グラフを文書に貼り付ける
外部 Excel ワークシートでグラフを作成してコピーし、リンクされたバージョンのグラフを Word 文書に貼り付けることができます。 グラフがリンクされている場合、外部の Excel ワークシートが変更されると情報が更新されます。 リンクされているデータは外部の Excel ワークシートに格納されています。 Word 文書は元ファイルの場所だけを保存し、リンクされたデータのグラフ表現を表示します。
リンクによる方法は、他部署で収集されたデータのような別個に維持されている情報を含める場合や、Word 文書に含まれる情報を絶えず更新して最新に保つ必要がある場合に便利です。 Excel でのグラフの作成の詳細については、「グラフの 作成」を参照してください。
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Excel において、枠線をクリックしてグラフを選び、[ホーム] タブの [クリップボード] グループで [切り取り] をクリックします。
グラフは削除されますが、データは Excel に残ります。
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Word で、文書でグラフを挿入する場所をクリックします。
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[ホーム] タブの [クリップボード] グループで [貼り付け] をクリックします。
[貼り付けのオプション] ボタンに、グラフが Excel のデータにリンクされていることが示されます。
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Excel のデータにリンクされているグラフを持つ Word 文書を保存します。
保存した Word 文書を再び開くとき、Excel データを更新する場合は [はい] をクリックします。
SmartArt グラフィックを使って、情報を視覚的に表現したものを作成することもできます。 詳細については、「SmartArt グラフィックを作成する」を参照してください。
Excel ワークシート データを並べ替える
縦棒グラフや横棒グラフなど、ほとんどのグラフは、ワークシート上で行または列に配置したデータをグラフにプロットできます。 ただし、円グラフやバブル チャートなどの一部の種類では、データを特定の方法で配置する必要があります。
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ワークシートで、グラフにプロットするデータを配置します。
データは行または列に配置でき、データをグラフにプロットする最適な方法が Excel によって自動的に決定されます。 円グラフやバブル チャートなどの一部の種類では、次の表に示すように、データを特定の方法で配置する必要があります。
グラフの種類
データの配置方法
縦棒グラフ、横棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフ、等高線グラフ、またはレーダー チャート
次のように、行または列に配置します。
項目 A
項目 B
1
2
3
4
または:
項目 A
1
3
項目 B
2
4
円グラフまたはドーナツ グラフ
1 つのデータ系列の場合は、次のように、データを 1 列または 1 行に配置し、データ ラベルを 1 列または 1 行に配置します。
A
1
B
2
C
3
または:
A
B
C
1
2
3
複数のデータ系列の場合は、次のように、データを複数の列または行に配置し、データ ラベルを 1 列または 1 行に配置します。
A
1
2
B
3
4
C
5
6
または:
A
B
C
1
2
3
4
5
6
散布図またはバブル チャート
次のように、1 列目に x 値を配置し、隣接する列に対応する y 値やバブル サイズ値を配置します。
X
Y
バブル サイズ
1
2
3
4
5
6
株価チャート
銘柄または日付をラベルにして
高値、安値、終値の順で列または行に配置します。
Like:
日付
高値
安値
終値
2002/1/1
46.125
42
44.063
または:
日付
2002/1/1
高値
46.125
安値
42
終値
44.063
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グラフに使用するデータが入ったセルを選択します。
ヒント: セルを 1 つだけ選ぶと、そのセルに隣接しているすべてのセルのデータからグラフが自動的にプロットされます。 グラフにプロットするセルが連続していない場合でも、選択範囲が長方形になっていれば、隣接しないセルまたは範囲を選ぶことができます。 グラフにプロットしない行または列を非表示にすることもできます。
セル、範囲、行、または列を選択する方法
選択対象
操作
1 つのセル
目的のセルをクリックするか、または方向キーを使用して目的のセルに移動します。
セル範囲
選択範囲の先頭のセルをクリックし、末尾のセルまでドラッグするか、または Shift キーを押しながら方向キーを押して選択範囲を決定します。
選択範囲の先頭のセルを選択してから F8 キーを押して、方向キーを使用することで選択範囲を広げることもできます。 選択範囲を決定するには F8 キーをもう一度押します。
大きいセル範囲
選択範囲の先頭のセルをクリックし、Shift キーを押しながら、末尾のセルをクリックします。 末尾のセルが画面に表示されていない場合は、スクロールすると表示できます。
ワークシート上のすべてのセル
[すべて選択] をクリックします。
Ctrl キーを押しながら A キーを押して、ワークシート全体を選択することもできます。
ワークシートにデータが含まれている場合、Ctrl キーを押しながら A キーを押すと、アクティブなセル領域が選択されます。 もう一度 Ctrl + A キーを押すと、ワークシート全体が選択されます。
隣接していないセルまたはセルの範囲
先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Ctrl キーを押しながら、他のセルまたは範囲を選択します。
先頭のセルまたはセルの範囲を選択した後、Shift キーを押しながら F8 キーを押して、隣接していないセルまたは選択範囲を追加することもできます。 セルまたは選択範囲を決定するには、もう一度、Shift キーを押しながら F8 キーを押します。
注: 隣接していないセルまたはセルの範囲の選択を取り消すには、選択全体を取り消す必要があります。
行全体または列全体
行見出しまたは列見出しをクリックします。
1. 行見出し
2. 列見出し
先頭のセルを選択してから、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押すことで、行または列内のセルを選択することもできます。
行または列にデータが含まれている場合は、Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーを押すことで、アクティブなセルの末尾まで行または列が選択されます。 Ctrl キーと Shift キーを押しながら方向キーをもう一度押すと、行または列の全体が選択されます。
隣接した行または列
行見出しまたは列見出しに沿ってドラッグします。 あるいは、選択する先頭の行または列をクリックし、Shift キーを押しながら、末尾の行または列をクリックします。
隣接していない行または列
選択範囲の先頭の行または列で列見出しまたは行見出しをクリックし、Ctrl キーを押しながら選択範囲に追加する行または列の列見出しまたは行見出しをクリックします。
行または列の最初または最後のセル
行または列内のセルをクリックし、Ctrl キーを押しながら方向キー (行の場合は右方向キーまたは左方向キー、列の場合は上方向キーまたは下方向キー) を押します。
ワークシートまたは Microsoft Office Excel テーブルの最初または最後のセル
ワークシートまたは Excel リストの最初のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら Home キーを押します。
ワークシートまたは Excel リスト内のデータまたは書式を含む最後のセルを選択するには、Ctrl キーを押しながら End キーを押します。
ワークシート上のアクティブな末尾のセル (右下隅) までのすべてのセル
先頭のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら End キーを押して、ワークシート上で使用されている末尾のセル (右下隅) まで選択範囲を広げます。
ワークシートの先頭までのすべてのセル
最初のセルを選択し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Home キーを押して、ワークシートの先頭までセルの選択範囲を広げます。
現在の選択範囲より広いセルまたは狭いセル
Shift キーを押しながら、新しい選択範囲に含める最後のセルをクリックします。 アクティブ セルからクリックしたセルまでの四角形の領域が、新しい選択範囲になります。
セルの選択を取り消すには、ワークシート内の任意のセルをクリックします。
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[挿入] タブの [グラフ] で、次のいずれかの操作を行います。
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グラフの種類をクリックし、使用するグラフのサブタイプをクリックします。
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使用可能なすべてのグラフの種類を表示するには、グラフの種類をクリックし、[ すべてのグラフの種類 ] または [ その他 ] メニュー項目をクリックして [ グラフの挿入 ] ダイアログ ボックスを表示し、矢印をクリックして使用可能なすべてのグラフの種類とグラフサブタイプをスクロールし、使用するグラフをクリックします。
グラフの種類やグラフのサブタイプの上にマウス ポインターを置くと、そのグラフの種類の名前を示すポップ ヒントが表示されます。 使用できるグラフの種類の詳細については、「利用可能なグラフの種類」を参照してください。
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既定では、グラフはワークシートに埋め込みグラフとして配置されます。 グラフを別のグラフ シートに配置する場合は、次の操作を行って場所を変更します。
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埋め込みグラフをクリックして選びます。
[ グラフ ツール ] タブが表示されます。
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[デザイン] タブの [場所] で [グラフの移動] をクリックします。
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[グラフの配置先] で次のいずれかを行います。
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グラフをグラフ シートに表示するには、[新しいシート] をクリックします。
自動的に表示されるシート名を変更する場合は、[新しいシート] ボックスに変更後の名前を入力します。
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グラフを埋め込みグラフとしてワークシートに表示するには、[オブジェクト] をクリックし、[オブジェクト] ボックスの一覧で配置先のワークシートをクリックします。
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既定のグラフの種類に基づくグラフをすばやく作成するには、グラフに使用するデータを選択し、Alt キーを押しながら F1 キーを押します。 Alt キーを押しながら F1 キーを押すと、グラフが埋め込みグラフとして表示されます。
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グラフを作成すると、グラフに含まれるワークシートの行と列の n 数値に基づいて、データ系列の向きが決まります。 グラフを作成したら、行を列に、または列を行に切り替えることで、グラフでワークシートの行と列がプロットされる向きを変更できます。
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グラフが必要でなくなったら、削除することができます。 グラフをクリックして選び、Del キーを押します。
手順 2: グラフのレイアウトやスタイルを変更する
グラフを作成した後で、その外観を即座に変更できます。 グラフ要素を手動で追加または変更したり、グラフ スタイルを手動で設定したりしなくても、定義済みのレイアウトおよびスタイルをグラフにすばやく適用できます。 Word には、定義済みの便利なレイアウトやスタイル (または、クイック レイアウトやクイック スタイル) が多数用意されており、その中から目的に合ったものを選ぶことができますが、必要に応じて個々のグラフ要素のレイアウトや書式を手動で変更することにより、レイアウトやスタイルをカスタマイズできます。
定義済みのグラフのレイアウトを適用する
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定義済みのグラフのレイアウトを使用して書式を設定するグラフをクリックします。
[ グラフ ツール ] タブが表示され、[ デザイン ] タブと [ 書式 ] タブが追加されます。
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[ デザイン ] タブの [ グラフ レイアウト ] グループで、[ クイック レイアウト] をクリックし、使用するグラフ レイアウトをクリックします。
使用可能なすべてのレイアウトを表示するには、[ その他 の ] をクリックします。
定義済みのグラフ スタイルを適用する
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定義済みのグラフのスタイルを使用して書式を設定するグラフをクリックします。
[グラフ ツール] が表示され、[デザイン] および [書式] の各タブが示されます。
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[デザイン] タブの [グラフのスタイル] で、使用するグラフのスタイルをクリックします。
定義済みのグラフ スタイルをすべて表示するには、[ その他 の ] をクリックします。
グラフ要素の書式を手動で変更する
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スタイルを変更するグラフまたはグラフ要素をクリックするか、次の操作を行ってグラフ要素の一覧からグラフ要素を選びます。
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グラフをクリックして [グラフ ツール] を表示します。
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[書式] タブの [現在の選択範囲] で [グラフの要素] ボックスの横にある矢印をクリックし、目的のグラフの要素をクリックします。
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[書式] タブで、次のいずれかの操作を行います。
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選んだグラフ要素に書式を設定するには、[現在の選択範囲] の [選択対象の書式設定] をクリックし、目的の書式のオプションを選びます。
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選んだグラフ要素の図形に書式を設定するには、[図形のスタイル] で目的のスタイルをクリックするか、[図形の塗りつぶし]、[図形の枠線]、または [図形の効果] をクリックし、目的の書式のオプションを選びます。
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選んだグラフ要素のテキストに WordArt を使って書式を設定するには、[ワードアートのスタイル] で目的のスタイルをクリックするか、[文字の塗りつぶし]、[文字の輪郭]、または [文字の効果] をクリックし、目的の書式のオプションを選びます。
注: ワードアート スタイルを適用した後で、そのワードアート書式を削除することはできません。 適用したワードアート スタイルが不要になった場合は、別のワードアート スタイルを選ぶか、またはクイック アクセス ツール バーの [元に戻す] をクリックしてテキストを前の書式に戻します。
ヒント: 通常のテキスト書式を使用してグラフ要素のテキストの書式を設定するには、テキストを右クリックまたは選択し、[ ミニ] ツール バーで目的の書式設定オプションをクリックします。 リボンの書式ボタン ([ホーム] タブの [フォント]) を使うこともできます。
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手順 3: タイトルやデータ ラベルを追加または削除する
グラフをわかりやすくするために、グラフ タイトルや軸ラベルなどのタイトルを追加することができます。 通常、軸ラベルは、3-D グラフの奥行き (系列) 軸も含め、グラフに表示されるすべての軸で使用できます。 ただし、グラフの種類によっては、レーダー チャートのように、軸があっても軸ラベルを表示できない場合があります。 円グラフやドーナツ グラフなど、軸のない種類のグラフには、軸ラベルを表示することはできません。
ワークシートのセルへの参照を作成することで、グラフ タイトルや軸ラベルと、セル内の対応する文字列との間にリンクを設定することもできます。 対応する文字列をワークシート上で変更すると、グラフ上でも、リンクされたタイトルやラベルが自動的に更新されます。
グラフのデータ系列をすばやく識別できるようにするために、グラフのデータ ポイントにはデータ ラベルを追加できます。 既定では、データ ラベルとワークシートの値との間にリンクが設定され、ワークシートの値を変更すると、データ ラベルも自動的に更新されます。
グラフ タイトルを追加する
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タイトルを追加するグラフをクリックし、[ グラフ要素 ] ボタンをクリックします。
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表示される [グラフ要素] の一覧で、[ グラフ タイトル] を選択します。
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グラフに [グラフ タイトル] ボックスが表示されるので、適切な文字列を入力します。
改行を挿入するには、改行する位置をクリックしてポインターを置き、Enter キーを押します。
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文字列の書式を設定するには、文字列を選び、ミニ ツール バーの適切な書式設定オプションをクリックします。
軸ラベルを追加する
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軸タイトルを追加するグラフをクリックし、[ グラフ要素 ] ボタンをクリックします。
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表示される [グラフ要素] の一覧で、[ 軸のタイトル] を選択します。
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グラフに追加する軸タイトルを選択し、目的のテキストを入力します。
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文字列の書式を設定するには、文字列を選び、ミニ ツール バーの適切な書式設定オプションをクリックします。
データ ラベルを追加する
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データ ラベルを追加するグラフをクリックし、[ グラフ要素 ] ボタンをクリックします。
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表示される グラフ要素 の一覧で、[ データ ラベル] を選択します。
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グラフに追加するデータ ラベルを選択し、目的のテキストを入力します。
注: 使用しているグラフの種類によって、利用できるデータ ラベル オプションは異なります。
データ ラベル エントリを変更する方法、またはデータ ラベルの位置を変更する方法の詳細については、「 グラフ内のデータ ラベルを追加または削除する」を参照してください。
手順 4: 凡例の表示と非表示を切り替える
グラフを作成すると凡例が表示されますが、この凡例はグラフの作成後に非表示にしたり、位置を変更したりできます。
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凡例を表示または非表示にするグラフをクリックし、[ グラフ要素 ] ボタンをクリックします。
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表示される [グラフ要素] の一覧で、[ 凡例] を選択またはオフにします。
グラフに凡例が表示されている場合、凡例項目を個別に変更できます。 詳細については、「 グラフの凡例エントリを変更する」を参照してください。
手順 5: 主要なグラフ軸または目盛線を表示または非表示にする
グラフを作成すると、ほとんどのグラフの種類に対して主軸が 表示されます。 主軸の表示は、必要に応じてオンまたはオフにできます。 軸を追加するときには、その軸で表示する詳細のレベルを指定できます。 3-D グラフを作成すると、奥行き軸が表示されます。
グラフを見やすくするために、グラフの横軸および縦軸からプロット エリアにかけて、グラフの横目盛線と縦目盛線を表示したり、非表示にしたりできます。
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軸または目盛線を表示または非表示にするグラフをクリックし、[ グラフ要素 ] ボタンをクリックします。
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表示される [グラフ要素] の一覧で、[ 軸 ] または [ グリッド線] を選択またはオフにします。
手順 6: グラフを移動またはサイズ変更する
グラフは文書上の任意の場所に移動できます。 グラフのサイズを見やすい大きさに変更することもできます。
グラフを移動する
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グラフを移動するには、目的の場所にグラフをドラッグします。
グラフのサイズを変更する
グラフのサイズを変更するには、次のいずれかの操作を行います。
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グラフをクリックし、目的のサイズになるまでグラフのサイズ変更ハンドルをドラッグします。
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[書式] タブの [サイズ] で、[図形の高さ] ボックスと [図形の幅] ボックスにサイズを入力します。
サイズ設定オプションの詳細については、[ 書式 ] タブの [ サイズ ] グループで、[ ダイアログ ボックス起動ツール ]をクリックします。 [ サイズ ] タブでは、グラフのサイズ変更、回転、またはスケーリングを行うオプションを選択できます。
手順 7: グラフをテンプレートとして保存する
作成したグラフと似たグラフを作成する場合は、そのグラフをテンプレートとして保存すると、同様のグラフを作成するときの基礎として使用できます。
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テンプレートとして保存するグラフを右クリックし、[テンプレート として保存] をクリックします。
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[ファイル名] ボックスに、テンプレートの名前を入力します。
注: グラフ テンプレートには 、グラフの書式設定 が含まれており、グラフをテンプレートとして保存するときに使用されている色が格納されます。 グラフ テンプレートを使用して別のブックでグラフを作成すると、その新しいグラフでは、ブックに現在適用されているドキュメントのテーマの色ではなく、グラフ テンプレートの色が使用されます。 グラフ テンプレートの色ではなく、ドキュメントのテーマの色を使用するには、グラフ領域を右クリックし、ショートカット メニューで [リセットしてスタイルに合わせる] をクリックします。