ピボットテーブル階層内の大量のデータを詳細表示するのは、何度も展開、折りたたみ、フィルター処理する必要がある時間のかかる作業です。
Excel 2013では、新しい クイック 探索 機能を使用すると、 オンライン分析処理 (OLAP) キューブ または データ モデルベースのピボットテーブル階層 にドリルインし、さまざまなレベルのデータの詳細を分析できます。 クイック 探索 を使用すると、表示するデータに移動し、ドリルダウン時にフィルターのように動作します。 フィールド内のアイテムを選ぶと、ボタンが表示されます。
通常は、階層内の次のレベルにドリルダウンすることから始めます。 この方法を次にご紹介します。
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OLAP キューブまたはデータ モデル ピボットテーブルで、フィールド内の項目 (例のアクセサリなど) を選択します (例の Category フィールドなど)。
一度にドリルダウンできるアイテムは 1 つだけです。
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選択範囲の右下隅に表示されるクイック 探索 ボタン
をクリックします。
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[探索] ボックスで、 探索 する項目を選び、[ドリルダウン] をクリック します。
これで、そのアイテムのサブカテゴリ データ (この場合はアクセサリ製品) が表示されます。
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目的のデータに到達するまで クイック 探索 を使用し続けます。
注:
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フラット階層 (同じアイテムの属性を示すが、次のレベルではデータを提供しない階層など) や、複数のレベルにデータがないその他の階層ではドリルダウンできません。
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ピボットテーブルでアイテムをグループ化している場合は、他のアイテムをドリルダウンするのと同じ方法でグループ名をドリルダウンできます。
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名前付きセット (頻繁に使用するアイテムのセット、または異なる階層のアイテムを組み合わせたアイテムのセット) をドリルダウンすることはできません。
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大きな画像の詳細を調べるドリル アップ
ドリルダウン後、ドリルダウンして概要データを分析できます。 クイック アクセス ツール バーの [元に戻す] では、作業を開始した場所に戻ることができますが、ドリル アップすると、他のパスをバックアップして、より大きな画像の分析情報を取得できます。
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ドリルインしたピボットテーブル階層で、ドリルアップするアイテムを選択します。
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選択範囲の右下隅に表示されるクイック 探索 ボタン
をクリックします。
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[探索] ボックスで、 探索 する項目を選択し、[ ドリル アップ] をクリックします。
これで、より高いレベルのデータが表示されます。
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目的のデータに到達するまで クイック 探索 を使用し続けます。
注:
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階層の複数のレベルを一度にドリルアップできます。 ドリル アップするアイテムを右クリックし、[ ドリルダウン/ドリル アップ] をクリックして、ドリルアップするレベルを選択します。
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ピボットテーブルにグループ化されたアイテムがある場合は、グループ名にドリルアップできます。
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名前付きセット (頻繁に使用するアイテムのセット、または異なる階層のアイテムを結合するアイテムのセット) にドリルアップすることはできません。
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ピボットテーブル データへのドリルインは、 Web 用 Excelでは使用できません。
Excel デスクトップ アプリケーションがある場合は、[ Excel で開く ] ボタンを使用してブックを開き、 ピボットテーブル データにドリルインできます。
補足説明
Excel 技術コミュニテでは、いつでも専門家に質問できます。また、Answers コミュニティでは、サポートを受けられます。