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フィールドの結果にテキストの書式設定を適用する方法は、ドキュメント内のテキストの書式設定と同じ方法で行うことができます (太字、下線など)。 フィールド コードやフィールドの結果を選択し、書式設定を適用します。

注: フィールドを更新すると、フィールドの結果に適用していた書式設定は消失することがあります。 書式設定を保持するには、 \* MERGEFORMAT スイッチをフィールド コードに含めます。 [フィールド] ダイアログ ボックスを使ってフィールドを挿入すると、\* MERGEFORMAT スイッチは既定で含まれます。

テキストの書式設定に加えて、フィールド内のデータの表示方法を決定する一般的なスイッチを使用して、フィールド レベルでフィールドの結果の形式を制御できます。 フィールド コードに応じて、次の 3 種類の一般的なスイッチがあります。

  • \* 書式スイッチ

  • 数値書式スイッチ

  • 日付/時刻表示形式スイッチ

書式スイッチ (\*) はフィールドの実行結果の表示方法を定義します。 次のような書式を設定できます。

  • 大文字と小文字の使用

  • 数値の変換。たとえば、"9" を "ix" (ローマ数字) と表示するか、"ninth" (序数) と表示するか。

  • 文字書式。

書式スイッチを設定すると、フィールドが更新されても、実行結果の書式はそのまま維持されます。

次のスイッチでは、項目が大文字に変換されます。

  • \* Caps    このスイッチは各英単語の先頭文字を大文字にします。 たとえば、{ FILLIN "名前を入力してください:" \* Caps } の実行結果は、名前がすべて小文字で入力されていても "Luis Alverca" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[タイトル文字] をクリックします。

  • \* FirstCap    このスイッチは先頭の英単語の先頭文字だけを大文字にします。 たとえば、{ COMMENTS \* FirstCap } の実行結果は、"Weekly report on sales" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[1 文字目のみ大文字] をクリックします。

  • \* Upper    このスイッチは英字をすべて大文字にします。 たとえば、{ QUOTE "word" \* Upper } の実行結果は、"WORD" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[大文字] をクリックします。

  • \* Lower    このスイッチは英字をすべて小文字にします。 たとえば、{ FILENAME \* Lower } の実行結果は、"weekly sales report.doc" のように表示されます。

    このスイッチを含むフィールド全体に小型英大文字の書式が設定されている場合は、このスイッチは無視されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[小文字] をクリックします。

次のスイッチでは、数値が変換されます。

  • \*alphabetic    このスイッチは数値を英字に変換します。 実行結果の大文字と小文字は、フィールド コード内で "alphabetic" を大文字と小文字のどちらで指定したかによって決まります。 たとえば、フィールドの実行結果が 2 の場合、{ SEQ appendix \* ALPHABETIC } と指定すると "B" と表示され、{ SEQ appendix \* alphabetic } と指定すると "b" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[a, b, c,] をクリックします。

  • \*Arabic    このスイッチは数値を算用数字の基数に変換します。 たとえば、{ PAGE \* Arabic } の実行結果は、"31" のように表示されます。

    注: 

    • [ページ番号の書式] ダイアログ ボックスの [番号書式] の設定が算用数字ではない場合、このスイッチは [番号書式] の設定よりも優先されます。

    • ページ番号の場合は、ArabicDash を指定することもでき、この場合ハイフンで囲まれた算用数字の基数に変換されます。 たとえば、{ PAGE \* ArabicDash } の実行結果は、"- 31 -" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[1, 2, ,3, ...] をクリックします。

  • \*CardText    このスイッチは、数値を、基数を表す文字列に変換します。 大文字を指定するスイッチを個別に指定しない限り、文字列は小文字になります。 たとえば、{ = SUM(A1:B2) \* CardText } の実行結果は、"seven hundred ninety" のように表示され、{ = SUM(A1:B2) \* CardText \* Caps } の実行結果は、"Seven Hundred Ninety" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[One, Two, Three] をクリックします。

  • \*DollarText    このスイッチは、数値を、基数を表す英文字に変換します。 また、小数点の位置に "and" を挿入し、四捨五入して小数点以下第 2 位までを 100 を分母とする分数にします。 大文字を指定するスイッチを個別に指定しない限り、文字列は小文字になります。 たとえば、{ = 9.20 + 5.35 \* DollarText \* Upper } の実行結果は、"FOURTEEN AND 55/100" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[ドル付き文字] をクリックします。

  • \*Hex    このスイッチは数値を 16 進数に変換します。 たとえば、{ QUOTE "458" \* Hex } の実行結果は、"1CA" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[hex ...] をクリックします。

  • \*OrdText    このスイッチは、数値を、序数を表す英文字に変換します。 大文字を指定するスイッチを個別に指定しない限り、文字列は小文字になります。 たとえば、{ DATE \@ "d" \* OrdText } の実行結果は "twenty-first" のように表示され、{ DATE \@ "d" \* OrdText \* FirstCap } の実行結果は "Twenty-first" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[First, Second, Third, ...] をクリックします。

  • \*Ordinal    このスイッチは数値を算用数字の序数に変換します。 たとえば、{ DATE \@ "d" \* Ordinal } の実行結果は "30th" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[1st, 2nd, 3rd] をクリックします。

  • \*roman    このスイッチは数値をローマ数字に変換します。 ローマ数字の大文字と小文字は、フィールド コード内で "roman" を大文字と小文字のどちらで指定したかによって決まります。 たとえば、{ SEQ CHAPTER \* roman } の実行結果は "xi" のように表示され、{ SEQ CHAPTER \* ROMAN } の実行結果は "XI" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選ぶには、[I, II, III,] をクリックします。

次のスイッチでは、文字書式が設定されます。

  • \*Charformat    このスイッチはフィールド名の先頭文字の書式を実行結果全体に設定します。 次の例では、REF の R が太字に設定されているので、実行結果に太字の書式が設定されます。

    {REF chapter2_title \* Charformat } の実行結果は、太字で "Whales of the Pacific" のように表示されます。

    このスイッチを追加するには、フィールド コード内に直接入力するか、[フィールド] ダイアログ ボックスの [フィールド コード] ボックスに入力します。

  • \*MERGEFORMAT    このスイッチは前の実行結果に設定されていた書式を新しい実行結果にも設定します。 たとえば、{ AUTHOR \* MERGEFORMAT } というフィールドで表示された名前を選んで太字の書式を設定すると、フィールドを更新して新しい作成者名が表示されたときにも、太字の書式は維持されます。

    [フィールド] ダイアログ ボックスを使用してフィールドを挿入する場合、既定で \*MERGEFORMAT スイッチが挿入されます。 このオプションを無効にするには、[フィールド] ダイアログ ボックスの [書式を更新時に変更しない] チェック ボックスをオフにします。

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