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倍額定率法または指定したその他の手法を使用して、指定した期間における資産の減価償却費を返します。
書式
DDB(cost,salvage,life,period,factor)
取得価額 資産を購入した時点での価格を指定します。
残存価額 耐用年数が終了した時点での資産の価格を指定します。
耐用年数 資産を使用できる年数、つまり償却の対象となる資産の寿命年数を指定します。
期間 減価償却費を求める期を指定します。期間は耐用年数と同じ単位で指定する必要があります。
率 償却率を指定します。率を省略すると、2 を指定したと見なされ、倍額定率法で計算が行われます。
5 つの引数には、すべて正の数値を使用する必要があります。
解説
-
倍額定率 (DDB) 法では、逓減率を使用して減価償却費が計算されます。減価償却費は第 1 期が最も高くなり、期間が進むにつれて減っていきます。DDB では、次の数式を使用して 1 期間の減価償却費が計算されます。
((コスト - 残存価格) - これまでの期間の減価償却額の合計) × (比率 / 耐用年数)
-
倍額定率法を使用しない場合は、factor を変更してください。
使用例
次の例では、結果が小数第 2 位に四捨五入されます。
|
Cost |
残存価額 |
耐用年数 |
数式 |
説明 (結果) |
|
240,000 |
30,000 |
10 |
=DDB([コスト],[残存価格],[耐用年数]*365,1) |
1 日目の減価償却費を計算します。factor には自動的に 2 が使用されます (1.32) |
|
240,000 |
30,000 |
10 |
=DDB([コスト],[残存価格],[耐用年数]*12,1,2) |
1 か月目の減価償却費を計算します (40.00) |
|
240,000 |
30,000 |
10 |
=DDB([コスト],[残存価格],[耐用年数],1,2) |
1 年目の減価償却費を計算します (480.00) |
|
240,000 |
30,000 |
10 |
=DDB([コスト],[残存価格],[耐用年数],2,1.5) |
2 年目の減価償却費を計算します。倍額定率法ではなく factor に 1.5 を使用しています (306.00) |
|
240,000 |
30,000 |
10 |
=DDB([コスト],[残存価格],[耐用年数],10) |
10 年目の減価償却費を計算します。factor には自動的に 2 が使用されます (22.12) |
