指定した数値を最も近い偶数に切り上げた数値を返します。この関数は、2 個単位で扱われるアイテムを処理する場合に使用できます。たとえば、1 つまたは 2 つのアイテムを並べて入れられる梱包用の箱があるとします。この場合、アイテム数を偶数に切り上げると、アイテム数と箱の容量が一致するときに箱はいっぱいになります。
書式
EVEN(number)
数値 切り上げの対象となる数値を指定します
解説
-
number が数値以外の場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。
-
絶対値で調整される場合、number の符号に関係なく値が切り上げられます。number が偶数の場合、切り上げは行われません。
使用例
数式 |
説明 (計算結果) |
=EVEN(1.5) |
1.5 を最も近い偶数の整数に切り上げます (2) |
=EVEN(3) |
3 を最も近い偶数の整数に切り上げます (4) |
=EVEN(2) |
2 を最も近い偶数の整数に切り上げます (2) |
=EVEN(-1) |
-1 を最も近い偶数の整数に切り上げます (-2) |