プレゼンス状態には、連絡可能、取り込み中、退席中、応答不可などがあります。状態は、Microsoft Outlook の予定表 (Outlook を使っている場合) または Lync アクティビティに基づいて表示されます。たとえば、Outlook で会議が予約されている時間帯であれば、Lync には [会議中] という状態が表示されます。Lync の音声通話またはビデオ通話を使っているとき、プレゼンス インジケーターは取り込み中を示す赤で表示され、状態は "電話中" に更新されます。ただし、プレゼンス状態を手動で設定して、自分が連絡を受けられる状態にあるかどうか、また、受ける場合にどの連絡方法が望ましいかを示すこともできます。プレゼンスには、連絡先リストや連絡先カードに表示される個人メモも含めることができます。これにより自分の予定を詳しく知らせることができます。
プレゼンス状態を変更する
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Lync メイン ウィンドウの名前の下にある [状態] メニューのドロップダウン矢印をクリックし、他のユーザーに表示する状態をクリックします。
設定した状態を元に戻して、Lync の自動更新機能で状態を設定するには、[状態] メニュー、[状態のリセット] の順にクリックします。
適切な状態を選ぶ
状態は正確に設定してください。次の表では、他のユーザーに表示されるプレゼンス状態と各状態の意味、またどの状態を自分で設定できるかについても説明します。
ヒント: プレゼンス状態は Lync で事前に設定されており、状態をカスタマイズすることはできません。ただし、現在どこにいるか、何をしているかなどの詳細を連絡先に伝えるために、個人メモを追加することができます。詳細については、次のセクションを参照してください。
プレゼンス状態 |
説明 |
この状態の設定方法 |
連絡可能 |
オンラインであり、連絡可能です。 |
Lync で、ユーザーがコンピューターを使っていることが検出されると、この状態が設定されます。コンピューターがアイドル状態のときに自分が在席していることを他のユーザーに知らせたい場合なども、この状態を設定します。 |
取り込み中 |
取り込み中であり、割り込まれたくない状態です。 |
ユーザーに予定がある場合に、Lync によりこの状態が設定されます。ユーザーが Outlook を使っている場合は、Outlook の予定表に従ってこの状態が設定されます。 ドロップダウン矢印からこの状態を選ぶこともできます。 Lync を手動で [取り込み中] に設定すると、それまで状態を変更していなければ、Outlook 予定表の状態が 24 時間以内に元に戻ります。 |
通話中 |
Lync で通話中 (双方向の音声通話) であり、割り込まれたくない状態です。 |
Lync でユーザーが Lync の通話中であることが検出されると、この状態が設定されます。 |
会議中 |
会議中であり、割り込まれたくない状態です。 |
Lync で、ユーザーが Lync 会議に参加していることが検出されると、この状態に設定されます。また、ユーザーが Outlook を使っていて、Outlook の予定表で会議に参加予定の場合、この状態に設定されます。 |
電話会議中 |
Lync で電話会議 (音声での Lync 会議) 中であり、割り込まれたくない状態です。 |
Lync でユーザーが Lync 電話会議に参加していることが検出されると、この状態が設定されます。 |
発表中 |
プレゼンテーション中のため、割り込まれたくない状態です。 |
Lync でユーザーが画面を共有しているかプロジェクターを使っていることが検出されると、この状態が設定されます。 |
応答不可 |
連絡を受けたくない状態ですが、ワークグループ内のユーザーから送信された会話通知だけは確認します。 |
この状態はドロップダウン矢印から選びます。 Lync を手動で [応答不可] に設定すると、それまで状態を変更していなければ、Outlook 予定表の状態が 24 時間以内に元に戻ります。 |
一時退席中 |
しばらくコンピューターから離れています。 |
この状態はドロップダウン矢印から選びます。 |
非アクティブ/退席中 |
ログオンした状態ですがコンピューターはアイドル状態であったか、コンピューターから (自分で設定した) 一定時間離れています。 |
コンピューターが 5 分間アイドル状態だった場合、Lync ではユーザーの状態が "非アクティブ" に設定され、非アクティブ状態が 5 分間続くと、"退席中" に設定されます (これらの既定の設定を変更するには、[オプション] ボタン、[状態] の順にクリックして、[コンピューターがアイドル状態のとき [非アクティブ] に変更するまでの時間] と [[非アクティブ] の状態が続いたとき [退席中] に変更するまでの時間] の横にある矢印をクリックします。この状態をドロップダウン矢印から選ぶこともできます。 |
業務時間外 |
業務時間外なので、連絡を受けられない状態です。 |
この状態はドロップダウン矢印から選びます。 |
オフライン |
サインインしていません。(自分のプレゼンスが表示されないようブロックしたユーザーにはオフラインとして表示されます。) |
Lync でユーザーがコンピューターからログオフするとこの状態が設定されます。 |
不明 |
プレゼンスは不明です。 |
この状態は、Lync をインスタント メッセージング プログラムとして使っていない連絡先に表示されることがあります。 |
注: Outlook を使っていて不在通知を有効にしている場合、Outlook で作成したメモは Lync にも表示され、赤の星印またはアスタリスク (*) が写真表示領域の下部にあるプレゼンス状態の横に表示されます。
個人メモを追加または削除する
現在の自分の状態の詳細を共有するには、"在宅勤務中" などの個人メモを Lync メイン ウィンドウの上部に入力します。メモは連絡先カードに表示されます。メモは何度でも変更できます。
個人メモを追加するには
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Lync メイン ウィンドウで、名前の上にある [メモ] ボックスをクリックし、「在宅勤務中」や「締め切りに追われています。口頭ではなく IM してください」など、メモを入力します。
個人メモを削除するには
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名前の上にある [メモ] ボックスをクリックし、BackSpace キー、Enter キーの順に押します。ボックスのテキストが、既定のメッセージである "本日の予定やメッセージを入力してください。" に戻ります。
不在通知をオンまたはオフにする
Lync アカウントが Outlook の予定表と同期している場合、Outlook で不在通知を有効にすると、常に不在時のメッセージが個人メモとして Lync に表示されます。そのため、たとえば休暇を取る場合に、Outlook で休暇中であることを伝える (その他、メールを確認するかどうか、だれが代わりになるかなどの関連情報を共有する) 不在通知を設定することができます。この通知は、Lync の連絡先に表示される自分の連絡先カードやその他の連絡先リストに公開されます。
重要: 休暇から戻ったら、不在通知を無効にすることを忘れないようにしてください。無効にするには、Outlook で行う必要があります。このメモを Lync から削除することはできません。
Outlook で通知を有効にするには
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Outlook で [ファイル] タブをクリックし、[自動応答] をクリックします。次に、[自動応答を送信する] をクリックし、不在時のメッセージを作成して、表示のスケジュールを設定します。
Outlook で通知を無効にして Lync にメッセージが表示されないようにするには
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Outlook で [ファイル] タブをクリックし、自動応答パネルで [オフ] ボタンをクリックします (メモが Lync に表示されなくなるまで 30 分ほどかかる場合があります)。
Lync と Outlook のアカウントを同期するには
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Lync メイン ウィンドウで、[オプション] ボタンをクリックします。
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[Lync - オプション] で、[個人] をクリックします。
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[予定表情報に基づいてプレゼンスを更新する] チェック ボックスをオンにします。
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[「友人および家族」、「ワークグループ」および「仕事仲間」のプライバシー関係の連絡先に不在情報を表示する] チェック ボックスをオンにして Lync と Outlook のアカウントを同期します