MINVERSE 関数

MINVERSE 関数は、配列に格納されている行列の逆行列を返します。

注: 現在のバージョンのMicrosoft 365を使用している場合は、出力範囲の左上のセルに式を入力しENTERキーを押して、式を動的な配列の数式として確定することができます。 それ以外の場合、最初に出力範囲を選択し、出力範囲の左上のセルに数式を入力し、CTRL+SHIFT+ENTERキーを押して確定し、従来の配列数式として数式を入力する必要があります。 Excel によって、数式の先頭と末尾に中かっこが挿入されます。 配列数式の詳細については、「配列数式のガイドラインと例」を参照してください。

書式

MINVERSE(配列)

MINVERSE 関数の書式には、次の引数があります。

  • 配列    必ず指定します。 行数と列数が等しい数値配列 (正方行列) を指定します。

解説

  • 配列には、A1:C3 のようなセル範囲、{1,2,3;4,5,6;7,8,9} のような配列定数、またはこのいずれかを参照する名前を指定することができます。

  • 配列内のセルに空白または文字列が含まれている場合、エラー値#VALUE! エラーが表示されます。

  • また、MINVERSE はエラー値#VALUE! エラーを返します。

  • 逆行列は、行列式と同様に、多変数の連立方程式を解くために使用されます。 行列とその逆行列の積は、単位行列 (右下がりの対角線上にある成分の値がすべて 1 で、その他の成分がすべて 0 であるような正方行列) となります。

  • 2 行 2 列の行列の計算方法の例として、A1:B2の範囲に任意の 4 つの数字を表す文字 a、b、c、および dが含まれているとします。 次の表は、行列 A1:B2 の逆関数値を示します。

列 A

列 B

行 1

d/(a*d-b*c)

b/(b*c-a*d)

行 2

c/(b*c-a*d)

a/(a*d-b*c)

  • MINVERSE 関数は、ほぼ 16 桁の精度で計算されるため、計算の過程でその結果にわずかな誤差が生じることがあります。

  • 配列に指定した正方行列に逆行列がない場合は、エラー値 #NUM! が返されます。 逆行列がない行列の行列式の値は 0 になります。

例 1 - MINVERSE

例 2 - MINVERSE

正常に動作するためには、配列数式として上記の数式を入力してください。 数式を入力した後、現在のサブスクリプションがある場合は Enter キーを Microsoft 365 します。それ以外の場合は 、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Enter キーを押します。 この数式が配列数式として入力されていない場合、単一の値が返されます。

補足説明

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