外部データ範囲のプロパティを変更して、データベース、Web クエリ、テキスト ファイルなどの外部データ ソースへの接続を通じてワークシートにインポートされたデータを制御できます。
外部データ範囲は、ワークシートに取り込まれるデータの場所を定義する定義済みの名前またはテーブル名です。 外部データに接続すると、Excel は外部データ範囲を自動的に作成します。 唯一の例外は、データ ソースに接続されているピボットテーブル レポートです。ピボットテーブル レポートでは外部データ範囲は使用されません。 Excel では、他のデータと同様に、外部データ範囲を書式設定してレイアウトしたり、計算に使用したりできます。
外部データ範囲のプロパティ
外部データ範囲には、セルの書式設定や列幅の保持など、データを制御するために使用できる追加のプロパティ (クエリまたは接続プロパティと混同しないように) があります。 これらの外部データ範囲のプロパティを変更するには、[データ] タブの [Connections] グループの [プロパティ] をクリックします。 次に、次の操作を行って変更を加えます。
-
Microsoft クエリとデータ接続ウィザードから作成された外部データ範囲の場合は、[ 外部データのプロパティ ] ダイアログ ボックスを使用します。
-
インポートされたテキスト ファイルまたは HTML データを取得する Web クエリから作成された外部データ範囲の場合は、[ 外部データ範囲のプロパティ ] ダイアログ ボックスを使用します。
-
XML データを取得する Web クエリから作成された外部データ範囲の場合は、[ XML マップのプロパティ ] ダイアログ ボックスを使用します。
-
外部データ範囲を検索するワークシートを選択します。
-
数式バーで、[ 名前] ボックスの横にある矢印をクリックし、目的の外部データ範囲の名前をクリックします。
-
[名前マネージャー] > [数式]を選択します。
-
[ 名前マネージャー ] ダイアログ ボックスで、外部データ範囲の名前をクリックし、[ 編集] をクリックします。 名前をダブルクリックすることもできます。
-
[ 名前の編集 ] ダイアログ ボックスで、[名前 ] ボックスに 参照の新しい名前を入力します。
注: [ 閉じる ] ボタンは、[ 名前マネージャー ] ダイアログ ボックスのみを閉じます。 既に行った変更をコミットするために、[ 閉じる ] をクリックする必要はありません。
Microsoft Query、インポートされたテキスト ファイル、Web クエリ、またはデータ接続ウィザードから作成された外部データ範囲の基になるクエリを変更できます。
-
基になるクエリを変更する外部データ範囲のセルをクリックします。
-
[ データ > プロパティ] を選択します。
-
[ 外部データのプロパティ ] ダイアログ ボックスで、[ 接続プロパティ ] をクリックします。
-
[ 接続のプロパティ ] ダイアログ ボックスで、[ 定義 ] タブをクリックし、[ クエリの編集] をクリックします。
Microsoft Query でのクエリの作成と編集の詳細については、「Microsoft Query ヘルプ」を参照してください。
-
基になるクエリを変更する外部データ範囲のセルをクリックします。
-
[Data > Connections & Queries > Connections] タブを選択し、目的の接続を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
-
[ 接続のプロパティ ] ダイアログ ボックスで、[ 定義 ] タブをクリックし、[ クエリの編集] をクリックします。
-
[ テキスト ファイルのインポート ] ダイアログ ボックスで、[ インポート] をクリックします。
-
テキスト インポート ウィザードでインポートしたテキスト ファイルを変更し、[完了] をクリック します。
テキスト ファイルのインポートの詳細については、「テキスト ファイルの インポートまたはエクスポート」を参照してください。
-
基になるクエリを変更する外部データ範囲のセルをクリックします。
-
[データ > プロパティ] を選択します。
-
[Data > Connections & Queries > Connections] タブを選択し、目的の接続を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
-
[ 接続のプロパティ ] ダイアログ ボックスで、[ 定義 ] タブをクリックし、[ クエリの編集] をクリックします。
-
[Web クエリの編集] ダイアログ ボックスで Web クエリ を変更し、[完了] をクリック します。
Web クエリの作成と編集の詳細については、「 Web ページへの接続」を参照してください。
-
基になるクエリを変更する外部データ範囲のセルをクリックします。
-
[データ > プロパティ] を選択します。
-
[ 外部データのプロパティ ] ダイアログ ボックスで、[ 接続プロパティ ] をクリックします。
-
[ 接続のプロパティ ] ダイアログ ボックスで、[ 定義 ] タブをクリックします。
-
次のいずれかの操作を行います。
-
[ コマンドの種類 ] ボックスで [ テーブル ] をクリックし、[ コマンド] テキスト ボックスで値を適切なテーブル、ビュー、またはクエリの名前に変更します。
-
[ コマンドの種類 ] ボックスで、[ SQL ] または [ 既定値 ] をクリックし、[ コマンド] テキスト ボックスで SQL ステートメントを編集します。
注: 接続の定義方法によっては、[ コマンドの種類 ] ボックスが使用できない場合があります (淡色表示)。
-
-
数式バーで、[ 名前] ボックスの横にある矢印をクリックし、コピーする外部データ範囲の名前を選択します。
Excel テーブルの場合は、範囲の名前を選択し、Ctrl キーを押しながら A キーを押してテーブル ヘッダーを選択します。
外部データ範囲に含まれていない列ラベルまたは数式を含める場合は、コピーする列ラベルまたは数式を含むセルを選択します。 数式バーの [名前] ボックス の横にある矢印をクリックし、コピーする外部データ範囲の名前をクリックします。
-
[ホーム] > [コピー] を選択します。
-
外部データ範囲を貼り付けるブックに切り替えます。
-
貼り付け領域の左上のセルをクリックします。
外部データ が既存のデータを置き換えないようにするには、クリックしたセルの下または右側にデータがないことを確認します。
-
[ホーム] タブの [クリップボード] グループで [貼り付け] をクリックします。
注: 外部データ範囲の一部のみをコピーした場合、基になる クエリ はコピーされず、コピーされたデータは更新できません。
データの更新時に Excel に返される小さいデータ セットまたは大きいデータ セットを処理する方法を制御できます。
-
[データ > プロパティ] を選択します。
-
[ 外部データ範囲のプロパティ ] ダイアログ ボックス の [更新時にデータ範囲の行数が変更された場合] で、次のいずれかをクリックします。
-
新しいデータのセルを挿入し、未使用のセルを削除する
注:
-
データ ソースに 1 つ以上の行が追加されると、外部データ範囲の真下にあるセルは下に移動しますが、外部データ範囲の右側にあるセルは移動しません。
-
データ ソースで 1 つ以上の行が削除されると、外部データ範囲のすぐ下にあるセルは上に移動しますが、外部データ範囲の右側にあるセルは移動しません。
-
-
新しいデータの行全体を挿入し、未使用のセルをクリアする
注:
-
データ ソースに 1 つ以上の行が追加されると、外部データ範囲の真下と右側にあるセルが下に移動します。
-
データ ソースで 1 つ以上の行が削除された場合、外部データ範囲の真下と右側にあるセルは移動しません。
-
-
既存のセルを新しいデータで上書きし、未使用のセルをクリアする
注:
-
データ ソースに 1 つ以上の行が追加されると、外部データ範囲のすぐ下にあるセルは上書きされますが、外部データ範囲の右側にあるセルは移動しません。
-
データ ソースで 1 つ以上の行が削除された場合、外部データ範囲の真下と右側にあるセルは移動しません。
-
-
-
[データ > プロパティ] を選択します。
-
[ データの書式設定とレイアウト] で、次の 1 つ以上の操作を行います。
-
フィールド名を最初の行として含める場合は、[フィールド名チェック含める] ボックスを選択します。
注: このチェックボックスは、Microsoft Office 2003 プログラムから変換された外部データ範囲、またはプログラムによって作成された外部データ範囲にのみ使用できます。
-
行番号の列を追加するには、[行番号チェック含める] ボックスを選択します。
注: このチェック ボックスは、インポートされたテキスト ファイル、XML ファイル、または Web クエリでは使用できません。
-
適用するセルの書式設定を保持するには、[セルの書式設定を保持チェック] ボックスを選択します。
注: Web クエリの場合、[オプション] ダイアログ ボックスで [完全な HTML 書式設定] を選択すると、このオプションは自動的にオフになります。 [クエリの編集] ダイアログ ボックスから [オプション] ダイアログ ボックスにアクセスします。
-
設定した列幅を保持するには、[列幅の調整] チェックボックスを選択します。
-
適用する列の並べ替え、フィルター処理、レイアウトを保持するには、[列の並べ替え/フィルター/レイアウトチェックを保持する] ボックスを選択します。
注: このチェック ボックスは、Web クエリでは使用できません。
-
適用する列フィルター処理を保持するには、[列フィルターチェック保持] ボックスを選択します。
注: このチェック ボックスは、XML データに基づく Web クエリでのみ使用できます。
-
注: 次の手順は、Microsoft Office 2003 プログラムから変換された外部データ範囲、またはプログラムによって作成された外部データ範囲にのみ適用されます。 ユーザー インターフェイスを使用して作成されたすべての外部データ範囲は、Excel テーブルとして作成されます。 これらのテーブルは、新しい行が追加されると自動的に展開され、計算列に入力されます。
-
外部データ範囲のデータの最初の行に隣接するセルに数式を入力します。
注: データの最初の行は、最初の行にヘッダーが含まれているかどうかに応じて、外部データ範囲の 1 行目または 2 行目になります。
-
セルを選択し、 フィル ハンドル をダブルクリックして、外部データ範囲内のすべての行に数式をコピーします。
-
外部データ範囲のセルをクリックします。
-
[データ > プロパティ] を選択します。
-
[外部データ範囲のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[データチェックに隣接する列に数式を入力する] ボックスを選択します。
注: 更新したときに外部データ範囲が拡張された場合、Excel は外部データ範囲内または外部データ範囲内のすぐに隣接する数式のみをコピーします。
外部データ範囲を固定すると、データは保持されますが、基になるクエリは保持されないため、固定された外部データ範囲を更新することはできません。
-
データ接続を削除する Excel テーブルを含むワークシートをクリックします。
-
数式バーで、[ 名前] ボックスの横にある矢印をクリックし、データ接続を削除する外部データ範囲の名前をクリックします。 その後、データ範囲が選択されます。
-
[ ツール ] タブの [ 外部テーブル データ ] グループで、[ リンク解除] をクリックします。 データ範囲は引き続き同じ名前ですが、接続は削除されます。
注: 次の手順は、Microsoft Office 2003 プログラムから変換された外部データ範囲、またはプログラムによって作成された外部データ範囲にのみ適用されます。 ユーザー インターフェイスを使用して作成されたすべての外部データ範囲は、Excel テーブルとして作成されます。 これらのテーブルは、新しい行が追加されると自動的に展開され、計算列に入力されます。
-
[データ > プロパティ] を選択します。
-
[クエリ定義] で、[クエリ定義チェック保存] ボックスをオフにします。
注: ブックを保存すると、基になるクエリがブックから削除されます。 ただし、保存されたデータベース クエリ ファイル (.dqy または .odc ファイル) は削除されません。 クエリ ウィザードまたは Microsoft クエリでクエリを作成したときにクエリを保存した場合、クエリ ファイルはコンピューターに保存され、クエリをもう一度使用して外部データを取得できます。 詳細については、「Microsoft クエリ ヘルプ」を参照してください。
注: 次の手順は、データ接続ウィザードまたは Microsoft クエリを使用して作成された外部データ範囲 (インポートされたテキスト ファイルまたは Web クエリには適用されません)、Microsoft Office 2003 プログラムから変換された外部データ範囲、またはプログラムによって作成された外部データ範囲にのみ適用されます。 ユーザー インターフェイスを使用して作成されたすべての外部データ範囲は、Excel テーブルとして作成されます。
-
次のいずれかの操作を行って、外部データ範囲の上に空白行を挿入します。
-
新しい行を挿入するセルを選択します。 次に、[ ホーム ] タブの [ セル] グループで、[ 挿入] の横にある矢印をクリックし、[ シート行の挿入] をクリックします。 1 つのセルを選択したため、現在の行の上に 1 つの新しい行が挿入されます。
-
新しい行を挿入する上の行の行セレクターをクリックします。 次に、[ ホーム ] タブの [ セル] グループで、[ 挿入] をクリックします。 行全体を 1 つ選択したため、選択した行の上に 1 つの新しい行が挿入されます。
-
-
空白行のセルに目的のラベルを入力します。
-
外部データ範囲のセルをクリックします。
-
[データ > プロパティ] を選択します。
-
[外部データ範囲のプロパティ] ダイアログ ボックスの [データの書式設定とレイアウト] で、[フィールド名チェック含める] ボックスをオフにして、[OK] をクリックします。
-
既存のフィールド名を削除して外部データ範囲を更新するには、外部データ範囲のセルをクリックし、[データの 更新 ]をクリックします。
注: データベースからデータを取得すると、Microsoft Query の列名に対する変更は外部データ範囲に保持されます。 クエリで列名を変更する方法については、「Microsoft Query ヘルプ」を参照してください。
-
削除する外部データ範囲を含むワークシートをクリックします。
-
数式バーで、[ 名前] ボックスの横にある矢印をクリックし、削除する外部データ範囲の名前をクリックします。
外部データ範囲が Excel テーブルの場合は、Ctrl キーを押しながら A キーを押して、テーブル全体を選択します。
-
外部データ範囲を削除するには、DELETE キーを押します。
-
基になるクエリを削除するには、Excel からメッセージが表示されたら [ はい ] をクリックします。