現象
次のシナリオを検討してください。 SharePoint 2010 では、アイテムが変更されたときに自動的に開始するように構成された承認ワークフローを作成し、ワークフローの完了後にアイテムの承認状態を更新するように構成されています。 このシナリオでは、ワークフローが完了した後、ワークフローが開始されたアイテムの承認の状態は更新されません。
原因
この動作は仕様です。 ワークフローの [承認の状態の更新] オプションは、"完了後" ステップです。つまり、ワークフローが既に完了した後で実行されることを意味します。 完了後の状態がリスト項目を更新した場合は、ワークフローが自動的に編集を開始するように構成されているため、ワークフローが再びトリガーされます。その結果、無限再帰が発生します。
解決方法
コンテンツ承認のために承認ワークフローを使用する場合は、承認ワークフロー定義の [アイテムが変更されたときにこのワークフローを開始する] オプションをオフにしてください。 これにより、ワークフローの完了後、承認の状態が正しく更新されるようになります。