現象
次のような状況を想定します。 Microsoft Exchange Server 2010 環境では、サード パーティのレプリケーション モードでデータベース可用性グループ (DAG) が作成されます。 DAG に含まれるメールボックス サーバーのいずれかのメールボックス データベースのコピーに追加する追加の MailboxDatabaseCopyコマンドを実行するとします。 ただし、このメールボックス データベースのLogFolderPathパラメーターが固定ドライブを指していない場合に、コマンドが失敗します。 さらに、以下のエラー メッセージが表示されます。
C:\Windows\system32>Add-MailboxDatabaseCopy -Identity <mailbox database name> -MailboxServer <mailbox server name>
The location for LogFolderPath isn't on a fixed drive. + CategoryInfo : InvalidArgument: (<mailbox database name>) [Add-MailboxDatabaseCopy], ArgumentException + FullyQualifiedErrorId : <ID>,Microsoft.Exchange.Management.SystemConfigurationTasks.AddMailboxDatabaseCopy
原因
この問題は、Exchange Server 2010 は、ログのパスの場所が固定ドライブであることを確認するのには検証を実行するために発生します。 ただし、必要はありませんので、サード パーティ プロバイダーは、ログのパスでは、サード パーティのレプリケーション モードを設定します。
解決方法
この問題を解決するには、次の更新プログラムのロールアップをインストールします。
982639 Exchange Server 2010 の更新プログラムのロールアップ 4 の説明
状態
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細情報
サード パーティのレプリケーション モードでは、DAG を作成するには、 ThirdPartyReplicationパラメーターの新しい DatabaseAvailabilityGroupコマンドを使用します。 新しい DatabaseAvailabilityGroupコマンドの詳細については、次のマイクロソフト web サイトを参照してください。
新しい DatabaseAvailabilityGroup コマンドの詳細について追加 MailboxDatabaseCopyコマンドの詳細については、次のマイクロソフト web サイトを参照してください。