適用対象
Form オブジェクト |
Cycle プロパティを使用すると、Tab キーを押したとき、バインドされたフォームの最後のコントロールにフォーカスがあるときの動作を指定できます。 バイト型の値の読み取り/書き込みが可能です。
expression.Cycle
expression 必ず指定します。 [適用先] リスト内のいずれかのオブジェクトを返す式。
解説
Cycle プロパティでは、次の設定が使用されます。
設定 |
Visual Basic |
説明 |
すべてのレコード |
0 |
(既定) フォームの最後のコントロールから Tab キーを押すと、次のレコードのタブ オーダーで最初のコントロールにフォーカスが移動します。 |
現在のレコード |
1 |
レコードの最後のコントロールから Tab キーを押すと、同じレコードのタブ オーダーで最初のコントロールにフォーカスが移動します。 |
現在のページ |
2 |
ページの最後のコントロールから Tab キーを押すと、このページのタブ オーダーで最初のコントロールにフォーカスが戻ります。 |
注: Cycle プロパティを設定するには、フォームのプロパティ シート、マクロ、または Visual Basic for Applications (VBA) コードを使用します。
Cycle プロパティはあらゆるビューで設定できます。
フォームで TAB キーを押すと、タブ オーダーにおける各コントロールの位置に基づき、フォーム上のコントロールでフォーカスが移動します。
データ入力用に設計されたフォームに対して、Cycle プロパティを [すべてのレコード] に設定できます。 TAB キーを押すことで新しいレコードに移動できます。
注: Cycle プロパティは、このプロパティが設定されているフォームでのみ、TAB キーの動作を制御します。 サブフォーム コントロールがタブ オーダーに入っている場合、サブフォーム コントロールにフォーカスが移動すると、サブフォームの Cycle プロパティ設定により、TAB キーを押したときの動作が決定されます。
サブフォーム コントロールの外にフォーカスを移動するには、CTRL キーを押しながら TAB キーを押します。