引数のリストから値を選択して返します。
構文
Choose( index , choice-1 [, choice-2] ... [, choice-n] )
Choose 関数構文の引数は次のとおりです。
引数 |
説明 |
index |
必須。 1 から利用可能な数までの範囲内の値を返す数式またはフィールドを指定します。 |
choice |
必須。 可能性のある選択肢のいずれかを格納するバリアント型 (Variant) の式を指定します。 |
解説
[選択] は、インデックスの値に基づいて選択肢の一覧から値を返 します。 index が 1 の場合、Choose はリストの最初の選択肢を返します。index が 2 の場合、2 番目の選択肢が返されます。
Choose 関数を使用して、可能性のあるリストの値を参照できます。 たとえば、index が 3 と評価され、choice-1 = "1"、choice-2 = "2"、choice-3 = "3" と評価された場合、Choose は "3" を返します。 特に index がオプション グループの値を示す場合、この機能が役立ちます。
1 つの値しか返さない場合でも、Choose はリスト内のすべての選択肢を評価します。 この理由から、予期しない結果が発生する場合があるので注意が必要です。 たとえば、すべての選択肢で式の一部として MsgBox 関数を使用している場合、メッセージ ボックスには、Choose がそのうちの 1 つの値のみを返したとしても、評価した選択肢がすべて表示されます。
index が 1 未満、あるいは表示されたリストの数を超える場合、Choose 関数は Null を返します。
index が整数ではない場合、評価される前に最も近い整数に丸められます。
クエリの例
式 |
結果 |
SELECT Choose(3,"Jan","Feb","Mar","Apr","May","Jun","Jul","Aug","Sep","Oct","Nov","Nov","Dec") AS Expr1 FROM ProductSales; |
値の一覧から 3 番目の値を返します。 結果: "Mar" |
SELECT DateofSale, Select(Month(DateofSale),"Jan","Feb","Mar","Apr","May","Jun","Jul","Aug","Sep","Oct","Nov","Dec") AS MonthName FROM ProductSales; |
"DateofSale" の値と、列 "MonthName" のそれぞれの月の名前を返します。 (Month(DateofSale) は、"DateofSale" の月番号を返します。この数値はインデックスとして使用され、"Choose 関数" の選択肢の一覧から選択できます。 |
VBA の例
注: 次の例は、Visual Basic for Applications (VBA) モジュールでのこの関数の使用方法を示しています。 VBA の使用方法の詳細については、[検索] の横にあるドロップダウン リストで [開発者用リファレンス] を選び、検索ボックスに検索する用語を入力します。
この例では、Choose 関数を使用して、Ind パラメーターに渡される index に応じた名前を表示します。
Function GetChoice(Ind As Integer)
GetChoice = Choose(Ind, "Speedy", "United", "Federal") End Function