現象
コンピューターのアプリケーションログに記録されているすべてのワークロード管理イベントには、"Description" フィールドが含まれています。 このフィールドには、イベントをトリガーしたコンポーネントがローカルコンピューターにインストールされていないか、インストールが壊れていることが誤って示されます。サンプルアプリケーションログエントリ:
ログ名: ApplicationSource: MSExchange のワークロード管理イベント ID: 5Task Category: (1) Level: ErrorKeywords: ClassicUser: N/A説明: イベント ID 5 の説明は、ソース MSExchange ワークロード管理から見つかりません。 イベントを生成したコンポーネントがローカル コンピューターにインストールされていないか、インストールが破損しています。 ローカル コンピューターのコンポーネントをインストールするか、修復することができます。 イベントが別のコンピュータから発生している場合、イベントと共に表示情報を保存する必要があります。
原因
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
解決方法
この問題は、Exchange 2013 Service Pack 1 CU5 以降で解決されます。この更新プログラムをインストールすると、ワークロード管理のイベントの説明が正しく表示されるようになります。
回避策
この問題を回避するには、次の手順を実行します。
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ワークロード管理のレジストリエントリを手動で更新します。 これを行うには、レジストリエディターを開き、次のレジストリキーを見つけます。System\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application
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次の2つのレジストリサブキーがあります。 MSExchange のワークロード管理とMSExchange WorkloadManagementは、ワークロード管理("ワークロード" と "管理" の間にスペースがあるサブキー) を展開し、次のレジストリエントリを変更します。
値の名前: EventMessageFileType: Reg_SZ元の値: % Exchange install directory%\bin\res\Microsoft.Exchange.Data.WorkloadManagement.EventLogs.dllは次の値に更新します: % exchange install directory%\bin\res\Microsoft.Exchange.WorkloadManagement.EventLogs.dll
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次のレジストリエントリを作成します。
値の名前: カテゴリ Counttype: REG_DWORDValue: 1
値の名前: カテゴリ Messagefiletype: REG_SZValue:% Exchange Install directory%\bin\res\Microsoft.Exchange.WorkloadManagement.EventLogs.dll
値の名前: type Supportedtype: REG_DWORDValue: 7