改善
この更新プログラムでは、Microsoft SQL Server 2016 の新しい動的管理ビュー (DMV) sys.dm_db_stats_histogram が導入されています。 Sys.dm_db_stats_histogram DMV は、ヒストグラム管理コマンドを使用した DBCC SHOW_STATISTICS の改善されたバージョンです。
新しい Sys.dm_db_stats_histogram DMV 仕様の構文は、次のように提供されています。
sys.dm_db_stats_histogram (object_id, stats_id)
新しい DMV では、結果セットが次のような表として出力されます。
列名 |
データの種類 |
説明 |
object_id |
int |
Statistics オブジェクトのプロパティを返すオブジェクト (テーブル) の ID です。 |
stats_id |
int |
統計オブジェクトの ID。 はテーブル内で一意である。 詳細については、「 sys (transact-sql)」を参照してください。 |
step_number |
int |
ヒストグラムのステップ数。 詳細については、「 DBCC SHOW_STATISTICS (transact-sql)」を参照してください。 |
range_high_key |
int |
ヒストグラムステップの上限列の値。 列の値はキー値とも呼ばれます。 |
range_rows |
bigint |
上限を除いて、列の値がヒストグラムステップ内に入る行の推定数。 |
equal_rows |
bigint |
列の値がヒストグラムステップの上限に等しい行の推定数。 |
distinct_range_rows |
bigint |
ヒストグラムのステップ内に、上限を除いた個別の列の値が含まれている推定行数。 |
average_range_rows |
bigint |
ヒストグラムステップ内に重複した列値が含まれている行数の平均 (DISTINCT_RANGE_ROWS の上限 (RANGE_ROWS/DISTINCT_RANGE_ROWS > 0) を除く)。 |
解決方法
この改善は、最初に SQL Server の次の累積的な更新プログラムに含まれています。
SQL Server 用の新しい累積更新プログラムには、以前の累積的な更新プログラムに含まれていたすべての修正プログラムとすべてのセキュリティ修正が含まれています。 SQL Server の最新の累積的な更新プログラムを確認します。
状態
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
関連情報
ソフトウェアの更新を説明するために Microsoft が使用する 用語について説明します。