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概要
Microsoft Excel では、テキスト ボックス、ボタン、またはその他のダイアログ ボックス コントロールを使用して、ユーザーに情報の入力を求めるカスタム ダイアログ ボックスを作成できます。 テキスト ボックスに入力されたテキストは、通常、入力されたとおりに表示されます。 ただし、Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) Edition ユーザー フォームのプロパティを使用すると、非表示の (マスクされた) テキスト ボックスの効果を作成できます。 これは、テキスト ボックスに入力されたテキストが "見えない" ようにする必要のあるパスワード ダイアログ ボックスを作成するのに役立ちます。 この効果を作成する方法を次に示します。先頭に戻る
ダイアログ ボックスを作成する
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Excel を起動します。
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Alt + F11 キーを押して、Microsoft Visual Basic Editor を起動します。
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[挿入メニュー] の [ユーザー フォーム] をクリックします。
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コントロール ツールボックスを使用して、ユーザー フォームにテキスト ボックスとコマンド ボタンを追加します。
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プロパティ シートの [オブジェクト] の一覧で [TextBox1] をクリックします。
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[全体] タブで、
[PasswordChar] をクリックします。 -
アスタリスク (*) を入力します。
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プロパティ シートの [オブジェクト] ボックスの一覧で [UserForm1] をクリックします。
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[実行] メニューの [Sub/ユーザーフォームの実行] をクリックします。
文字を入力すると、アスタリスクが代わりに表示されます。先頭に戻る
ダイアログ ボックスを使用するコードの例
テキスト ボックスに入力された文字列を取得するには、次のサンプル コードを使用します。
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ユーザー フォームで [CommandButton1] をダブルクリックします。
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次のコードを入力します。
Private Sub CommandButton1_Click()
MsgBox Me.TextBox1 End Sub -
[上書き保存] をクリックして、プロジェクトを保存します。
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[実行] メニューの [Sub/ユーザー フォームの実行] をクリックします。
テキスト ボックスに文字列を入力し、先頭に戻る
[Command] ボタンをクリックします。 入力したテキストがメッセージ ボックスに表示されます。