現象
Microsoft Office 365 に対して、事前の承認を得ずにルート フィルターを有効にしようとすると、以下のようなエラー メッセージが表示されます。
“The customer subscription ID <Azure subscription ID> is not authorized for creating route filters for Office 365.”
(お客様のサブスクリプション ID <Azure サブスクリプション ID> は、Microsoft Office 365 にルート フィルターを作成するよう承認されていません。)
原因
Office 365 に対してフィルターを作成するには、Microsoft からの承認が必要となります。Microsoft は Office 365 向け ExpressRoute を使用するすべてのお客様からのリクエストを確認し、以下の条件を満たすリクエストのみを承認します。
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規制に遵守するため、Office 365 向け ExpressRoute を使用している場合。
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Skype for Business ネットワークの検証により、Office 365 への接続が不良であることを示している場合。
Office 365 向け ExpressRoute の承認手順については、Microsoft アカウント チームにお問い合わせください。未承認のサブスクリプションをご利用のユーザーが Office 365 に対してルート フィルターを作成しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
解決方法
Office 365 に対するルート フィルターを作成する際に、承認を取得するプロセスの詳細については、「Office 365 向け Azure ExpressRoute」を参照するか、新規サポート リクエストを作成してください。
注: アカウント チームをお持ちのお客様は、該当のチームに直接問い合わせてください。アカウント マネージャーがいないコマーシャルのお客様については、Microsoft サポートよりリクエストを作成していただけます。
追加情報
Microsoft では、Azure ExpressRoute に対する Microsoft ピア ルーティング ドメインの確認方法を変更しました。2017 年 7 月 31 日より、Azure ExpressRoute をご利用のすべてのお客様は、Azure 管理コンソールまたは PowerShell を使用して、直接 Microsoft ピアを有効化できます。Microsoft ピアを有効にした後、すべてのお客様が、Dynamics 365 Customer Engagement (旧名称 CRM Online) アプリケーションについてのボーダー ゲートウェイ プロトコル (BGP) ルート アドバタイズを受信するよう、ルート フィルターを作成することができます。
Office 365 向け Azure ExpressRoute を必要とされるお客様は、Office 365 に対するルート フィルターを作成する前に、Microsoft による承認をリクエストする必要があります。Office 365 ExpressRoute を有効にする際に、承認をリクエストする方法については、Microsoft アカウント チームに問い合わせてください。承認されていないサブスクリプションによって Office 365 に対してルート フィルターを作成しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
その他トピックは、Microsoft コミュニティ Web サイトを参照してください。
