Access データベースで OpenVisualBasicModule マクロ アクションを使用すると、特定の Visual Basic for Applications (VBA)モジュール を指定した手続きで開くことができます。 指定できるのは、Sub プロシージャ、Function プロシージャ、または イベント プロシージャ です。
注: Access 2010 より、OpenModule マクロ アクションの名前は OpenVisualBasicModule に変更されました。
注: このアクションは、データベースが信頼されていない場合は許可されません。
注: OpenVisualBasicModule マクロ アクションは、Access の Web アプリでは利用できません。
設定
OpenVisualBasicModule マクロ アクションには、次の引数が用意されています。
アクションの引数 |
説明 |
モジュール名 |
開くモジュールの名前を指定します。 ドロップダウン リストで、モジュールの名前を選択します。 プロシージャ用のデータベースですべての標準モジュールを検索し、そのプロシージャで適切なモジュールを開く場合、この引数は指定しなくてもかまいません。 ライブラリ データベース で OpenVisualBasicModule アクションが定義されたマクロを実行すると、Access によって最初にライブラリ データベースでこの名前のモジュールが検索され、次に現在のデータベースで検索されます。 |
プロシージャ名 |
モジュールを開いて表示するプロシージャの名前を指定します。 この引数を指定しないと、モジュールの宣言セクションが開きます。 |
注: [モジュール名] 引数または [プロシージャ名] 引数のいずれかに有効な名前を指定する必要があります。
解説
このマクロ アクションを使用すると、[モジュール名] 引数と [プロシージャ名] 引数を使用してイベント プロシージャを開くことができます。 たとえば、[受注] フォームの [納品書印刷] ボタンの Click イベント プロシージャを開くには、[モジュール名] 引数に Form.Orders を設定し、[プロシージャ名] 引数に PrintInvoice_Click を設定します。 フォームまたはレポートのイベント プロシージャを表示するには、そのフォームまたはレポートを開いておく必要があります。
同様に、クラス モジュール でプロシージャを開くには、クラス モジュールを開く必要はありませんが、モジュール名を指定する必要があります。
プライベート プロシージャ を開くには、そのプロシージャを含むモジュールを開いておく必要があります。
このアクションの動作は、ナビゲーション ウィンドウでモジュールを右クリックし、[デザイン ビュー] をクリックした場合と同じです。 また、このアクションでは、プロシージャ名を指定することで、プロシージャのデータベースで標準モジュールを検索することもできます。
ヒント: ナビゲーション ウィンドウでモジュールを選択し、マクロ ウィンドウにドラッグできます。 これにより、モジュールを [宣言] セクションに開く OpenVisualBasicModule アクションが自動的に作成されます。
VBA モジュールで OpenVisualBasicModule アクションを実行するには、DoCmd オブジェクトの OpenModule メソッドを使用します。