概要
この資料では、文字コード表を通して使用可能な特殊文字を使用する方法、およびドキュメントに特殊文字を挿入するために Unicode 番号を手動で入力する方法について説明します。これらの方法により、商標記号や単位記号などの特殊文字をドキュメントに追加できます。
詳細
文字コード表では、選択したフォントで使用可能な文字を表示することができます。文字コード表には、以下の文字セットが表示されます。
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Windows
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DOS
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Unicode
各文字または文字グループはクリップボードにコピーでき、互換性のあるプログラムに貼り付けることができます。また、使用しているプログラムによっては (ワードパッドなど)、文字コード表から開いているドキュメントに直接文字をドラッグしてコピーできます。
文字コード表では、各フォントに対応した Unicode の文字コードを表示しながら、文字を検索できます。フォントの文字を選択すると、Unicode の文字コードが表示されます。挿入する文字に対応する Unicode の文字コードを知っている場合は、文字コード表を使用せずに特殊文字を直接ドキュメントに挿入することもできます。
文字コード表を起動して、特定のフォントで使用できる文字をすべて表示するには、[スタート] をクリックし、[プログラム]、[アクセサリ]、[システム ツール] の順にポイントして [文字コード表] をクリックします。
文字コード表がインストールされていない場合は、文字コード表をインストールする必要があります。
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[スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。そして、[コントロール パネル] をクリックし、[アプリケーションの追加と削除] アイコンをクリックします。
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[Windows ファイル] タブをクリックします。
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[システム ツール] をクリックし (チェック ボックスではなく文字をクリックします)、[詳細] をクリックします。
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[文字コード表] チェック ボックスをオンにし、[OK] を 2 回クリックします。
文字コード表から互換性のあるプログラムのドキュメントに特殊文字を挿入するには、以下のいずれかの方法を使用します。
方法 1
各文字または文字グループをクリップボードにコピーして、プログラムに貼り付けるには、次の作業を実行します。
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文字コード表を起動します。
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[フォント] ボックスで、使用するフォントをクリックします。
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挿入する特殊文字をクリックし、[文字の選択] をクリックしてから、[コピー] をクリックします。
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ドキュメントで、特殊文字を入力する挿入ポイントを指定します。
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[編集] メニューの [貼り付け] をクリックします。文字コード表から開いているドキュメントに文字をドラッグしても、文字をコピーできます。
方法 2
Unicode の文字コード値を使用して特殊文字を挿入するには、次の作業を実行します。
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ドキュメントで、特殊文字を入力する挿入ポイントを指定します。
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Alt キーを押したまま、文字に対応する Unicode の文字コード値の 4 桁の数字を入力します。NumLock キーをオンにし、テンキーを使用して Unicode の文字コード値を入力する必要があります。
特定の文字の Unicode の文字コード値を調べるには、次の作業を実行します。
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文字コード表を起動します。
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[フォント] ボックスで、使用するフォントをクリックします。
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使用する特殊文字をクリックします。選択した文字に対応する Unicode の文字コードが、ウィンドウの右下のボックスに表示されます。
Unicode
Unicode は、世界の文字言語の大部分を表示可能な文字標準です。Unicode 文字には、UTF-8、UTF-16、および UTF-32 を含む複数の表示形式があります。ほとんどの Windows インターフェイスでは、UTF-16 形式が使用されています。Unicode に関する詳細は、以下の Unicode Web サイトを参照してください。
http://www.unicode.orgこの資料に記載されている他社テクニカル サポートのお問い合わせ窓口は、ユーザーの便宜のために提供されているものであり、将来予告なしに変更されることがあります。マイクロソフトは、記載している情報に対して、いかなる責任も負わないものとします。
関連情報
この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 315684 (最終更新日 2002-11-25) をもとに作成したものです。