はじめに
Windows Vista 上の Windows Defender 用の更新プログラムがリリースされました。この更新プログラムにより、Windows Defender マルウェア サンプル送信機能の問題が修正されます。 この更新プログラムは、Windows Vista 上の Windows Defender 1.1.1505.0 にのみ適用できます。 この問題は、Microsoft Windows XP 上の Windows Defender 1.1.1593.0 では発生しません。また、Windows XP 上の最新版の Windows Defender でも発生しません。
注 : Windows Vista 上の Windows Defender にこの更新プログラムを適用しても、Windows Defender ファイルのバージョン情報は変更されません。
詳細
Windows Defender マルウェア サンプル送信機能のコードに問題があります。この問題により、マイクロソフトは、要求したサンプルを Windows Defender ユーザーから受信できません。
追加で選択できるソフトウェア用の更新プログラムとして、Windows Update に Windows Defender の更新プログラムがリリースされました。この更新プログラムによりコードの問題が修正され、要求したサンプルをマイクロソフトが受信できるようになります。 管理者は、この更新プログラムを手動でダウンロードして Windows Defender にインストールできます。
ユーザーは、Windows Defender でオプションを選択することにより、Microsoft SpyNet に参加できます。Windows Defender からマイクロソフトに自動的に Microsoft Spynet レポート データが送信され、マイクロソフトでこのユーザーからのデータを調査します。さらに分析が必要な場合は、マイクロソフトからソフトウェア サンプルの要求が送信されることがあります。この要求は、Windows Defender のダイアログ ボックスに表示されます。ユーザーが同意した場合、マイクロソフトにサンプルがアップロードされます。 その後、マイクロソフトでは収集されたサンプルの潜在的なリスクを分析します。分析の結果は、悪質なソフトウェアおよび迷惑を及ぼす可能性があるソフトウェアからユーザーを保護するのに役立てられます。
手動でこの更新プログラムをインストールするには、管理者のアクセス許可でログオンする必要があります。