3D Maps で最適な結果を得るには、Excel テーブルのデータか (できれば) Excel または Power Pivot で作成したデータ モデルを使用します。 3D Maps で使用したいデータが外部サーバーに保存されている場合は、Excel から接続してデータ モデルに追加できます。
注: 3D Maps では、データ モデルで作成した階層 (データ フィールドのグループ) をサポートしていません。
データを構造化する
データを準備するには、すべてのデータがテーブルExcelで、各行が一意のレコードを表します。 3D マップ が地理座標をプロットするときに正しく解釈されるように、列見出しまたは行見出しには、実際のデータではなくテキストが含まれている必要があります。 わかりやすいラベルを使用すると、[3D ツアー エディター] ウィンドウでツアーをデザインするときに、値フィールドとカテゴリ フィールドマップ使用できます。
3D Maps 内部の時刻と地理データをより正確に表すテーブル構造を使用するには、次のようにすべてのデータをテーブルに含め、説明テキストのラベルを列見出しに使用します。
データが次のように構造化されていないことを確認します。"UFO 目撃" などの一部のデータと年は、Excel テーブルには含まれません
次のデータをテーブルに含めます。
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地理的な値 : 3D Maps では、データ行ごとに地理的な値が少なくとも 1 つ必要です。 これは、緯度/経度の組み合わせ、市区町村、国/地域、郵便番号、都道府県、住所などになります。 3D Maps の正確性は、指定した地理データの量と多様性、また Bing の検索結果によって異なります。 たとえば、米国だけでも "コロンバス " という名前の都市が 18 あるので、"州" の列を設定すると、正しい都市を認識できるようになります。
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日付および時刻のフィールド : データを時系列で表示したい場合、3D Maps では、データ行ごとに日付または時刻のフィールドが少なくとも 1 つ必要です。 最適な結果を得るには、この一時データを個別の列に配置し、日付または時刻の形式にします (選んだセルを右クリックし、[セルの書式設定] をクリック)。
外部データに接続する
大量のデータを処理している場合、それらのデータは、データベース、データ フィード、Web サイトなどの外部ソースに保存されている可能性があります。 これらのデータを使うには、3D Maps のブックにインポートする必要があります。
(PowerPivot 経由ではなく) Excel から外部データに接続するには、次の操作を行います。
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Excel で、[データ] タブの [外部データの取り込み] グループで、目的の接続をクリックします。
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ウィザードが開始されたら、手順に従います。
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ウィザードの最後の手順で、[このデータをデータ モデルに追加する] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
PowerPivot ウィンドウから外部データに接続するには、次の操作を行います。
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Excel で、[PowerPivot] タブをクリックし、[管理] をクリックします。
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PowerPivot ウィンドウで [外部データの取り込み] をクリックします。
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データ型 (SQL Server または他のデータベース、ファイル、データ フィードなど) を選びます。
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ウィザードが開始されたら、手順に従います。
PowerPivot ウィンドウから外部データを取り込むと、データがデータ モデルに自動的に追加されます。
ヒント: Microsoft Power Query for Excel をお持ちの場合は、Power Query を使ってデータをインポートし、クエリ エディターを使ってデータを整理または変換できます。 詳細については 、「Power Query について」および「Power Queryと Power Pivot の組み合わせて使用する方法」 を参照してください。
ピボットテーブルの集計元データを使用する
3D マップ では、ピボットテーブル形式のデータがうまく機能しません。ピボットテーブルは、合計売上や地域の売上の合計インスタンスなど、合計を集計します。 代わりにピボットテーブルのソース データを使用すると、3D マップ は個々のインスタンスを 1 つの時点として活用し、時間の中でアニメーションを設定し、地球儀上の正確な場所にプロットできます。
3D Maps では、集計元データを使用して地理的なピボットテーブルの集計 (都道府県全体の市区町村、国内の都道府県、地域/大陸にある国など) を、同じ細かいレベルの詳細が保持されたマップ上にプロットします。 [地域] のグラフの種類を選ぶと、国/地域別、都道府県別、郵便番号別など、さまざまな種類の地域全体のデータを表示できます。
データの品質を確認する
大量のデータを処理する場合に、入力ミスや不正確なデータなど、品質の問題が発生することがあります。 3D Maps でデータをプロットする前に、地理データ、時刻、尺度などのデータを確認し、3D Maps のプロット内容のスポット チェックを行ってください。
次の例では、シカゴの人口の表示が 10 倍大きくなっており、ニューヨークやロサンゼルスなどの他の大都市のデータ バーと比べて誇張された状態になっています。
ソース (Excel ブックのテーブル、SQL Server データベースなど) のデータを修正し、[ホーム]、[最新のデータに更新] の順にクリックして、3D Maps のリボンから直接データを更新します。