ここでは、Microsoft Excel の AVERAGE 関数の書式および使用法について説明します。
説明
引数の平均値 (算術平均) を返します。 たとえば、範囲 A1:A20 に数値が入力されている場合、数式 =AVERAGE(A1:A20 ) を入力すると、これらの数値の平均が返されます。
構文
AVERAGE(数値 1, [数値 2], ...)
AVERAGE 関数の書式には、次の引数があります。
- Number1 必須。 平均を求める最初の数値、セル参照、または範囲。
- Number2、... オプション。 平均を求めるその他の数値、セル参照、または範囲 (最大 255)。
解説
- 引数には、数値か、数値を含む名前、セル範囲、またはセル参照を指定できます。
- 引数のリストに直接入力した論理値と数値のテキスト表現はカウントされません。
- 引数として指定したセル範囲またはセル参照に文字列、論理値、または空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、値 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
- エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
- 計算の一部としてセル参照に論理値や数値を表す文字列を含める場合は、AVERAGEA 関数を使用します。
- 特定の条件を満たす値だけを計算対象とする場合は、AVERAGEIF 関数または AVERAGEIFS 関数を使用します。
注
AVERAGE 関数では、データの中心傾向 (統計的分布における数値グループの中心位置) が評価されます。 中心傾向を表す最も一般的な指標として、次の 3 つが挙げられます。
- 平均。算術平均であり、数値グループを加算してからそれらの数値の数で割ることによって計算されます。 たとえば、2、3、3、5、7、10 の平均は、30 を 6 で割った数、つまり 5 です。
- 中央値は、数値グループの中央の数です。つまり、半数の数値が中央値より大きく、半分の数値が中央値より小さい値を持ちます。 たとえば、2、3、3、5、7、10 のメジアンは 4 です。
- 最頻値 (モード): 数値グループの中で最も頻繁に出現する数値のことです。 たとえば、2、3、3、5、7、および 10 のモードは 3 です。
数値のグループが対称分布の場合には、これら 3 つの中心傾向の測度の値は同じになります。 数値のグループが非対称分布の場合には、値が異なることがあります。
ヒント
セルを平均化するときは、特に、Excel デスクトップ アプリケーションの [Excel のオプション] ダイアログ ボックスで、[ゼロ値のセルにゼロを表示する] チェック ボックスをオフにした場合は、空のセルと値がゼロのセルの違いに注意してください。 このオプションを選択すると、空のセルはカウントされませんが、ゼロの値はカウントされます。
[ゼロ値のセルにゼロを表示する] チェック ボックスは、次の場所にあります。
- [ ファイル ] タブの [オプション] を選択し、[ 詳細設定 ] カテゴリで、[ このワークシートの表示オプション] を確認します。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
| データ | ||
|---|---|---|
| 10 | 15 | 32 |
| 7 | ||
| 9 | ||
| 27 | ||
| 2 | ||
| 数式 | 説明 | 結果 |
| =AVERAGE(A2:A6) | セル A2 からセル A6 の数値から平均値を求めます。 | 11 |
| =AVERAGE(A2:A6, 5) | セル A2 からセル A6 の数値と 5 から平均値を求めます。 | 10 |
| =AVERAGE(A2:C2) | セル A2 からセル C2 の数値から平均値を求めます。 | 19 |